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2008/08/13(水)09:46

『たば風』 宇江佐真理

読書(時代物)(54)

警察小説が続いたので、久しぶりに時代小説に手を 伸ばしてみました。 宇江佐真理さんの『たば風』っていう本です。 お話の方は 将来を誓い合った男女に降りかかった突然の災難。 だが長い年月を経たのち、深い絆で結ばれたふたりに 奇跡の刻が訪れた。 極寒の二月に松前地方に吹く北北西の季節風「たば風」 をモチーフとした表題作をはじめ、函館在住の著者が、 幕末の蝦夷・松前藩を舞台に描いた郷土愛あふれる六つ の短篇集。 宇江佐さんの作品って江戸を題材にしたものが多いので、 何となく東京の方かな~って思っていたら、北海道在住の 作家さんなんですね 今回の本は、実際に北海道で起こったことではなくても 話の端々に北海道を連想させるエピソードが盛り込まれて いました。 作家として郷土の歴史について書いておきたかったと、 後書きにもあったので、これからシリーズ化されていく のかもしれないですね。 6つのお話の中では、熟年離婚をモチーフにした『恋文』 っていうお話が面白くて、あったかくて好みでした たば風 539円

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