|
カテゴリ:アメリカ・日本の発見・比較
今日は友人の友人が日米同盟、米韓同盟について博士論文を書くので、ちょっと話を聞かせて欲しいとのことなので、数名ランチに集合。
一通り話をしていて、脱線ながら、なんだかんだいって東アジア人って横並び思考?という仮説で遊んでみようと思う。 きっかけは、米韓同盟について話が及んだときに、昔は韓国は途上国だったので、アメリカが韓国から一方的に核兵器を撤去するといっても、平時の指揮権を譲渡するといっても、基本的に韓国はいうことを聞くしかなかった。現在38度線直下の米軍基地をソウルの南に位置する平沢に移動するときには、さすがに、平沢への移転の際にはずいぶん韓国側もがんばっているが。 なるほどと思いつつ、あ、これって日本の「アメリカに捨てられる」かもという恐怖心理と一緒じゃん、と思い始めたら、結構類似例を引き出せるような気がしてきた。 例えば、韓国では日本式の英語教育をしている(た?)。「そのせいで」韓国人は英語が下手、と韓国人に私はよく言われる。だめって分かってるんだから、真似なきゃいいのに、と思いつつきいている。が、そうはいいつつも、東京のファッションなどは、中国、台湾、韓国でもてはやされているし、中国でも一時期村上春樹ブームや、高倉健ブームがあったり。最近は、食の危うい中国で日本産の食品(りんごとか、お米とか)が大流行。 日本の外交の場合、最近中国の外交をよく真似ている気がする。中国がアセアンとFTAを結ぼうとすれば、日本も慌ててEPAを、というし、中国が東シナ海の海底油田に手を出せば、日本も慌てて帝国石油に日本側の採掘権を許可するとか。中国の胡主席がアフリカに行くといえば、小泉首相もアフリカに行くし(但し、アフリカ内では、中国が商業関連に走る一方、日本は国連の票集めにいったが)。 一方で、中国も台湾の真似をして、米議会ロビーに相当お金をつぎ込み始めたり、台湾が援助をつぎ込んで外交関係を結んでいるアフリカや中南米に横槍を入れんばかりに国交樹立に向け、援助をあげまくったり。 まあ、いやよいやよも好きのうち?やっぱり互いを意識して真似たりしてるんじゃん、と思える。 但し、中国に真似て欲しいのは、日本の軍事費減少傾向。互いに増やしっこしてしまうと、あまりよろしくない状況になるし、そのうち、アメリカの防衛会社が、日本政府に「中国さんでも同じもの買いましたよ」なんて横並び思考に訴える日が来るかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 5, 2007 12:34:42 AM
コメント(0) | コメントを書く
[アメリカ・日本の発見・比較] カテゴリの最新記事
|