我思う、ゆえに我あり

2008/10/01(水)15:32

麻生新内閣を肴に祝杯

時事(190)

今日は、懸案のボスの本を無事脱稿、出版社へ送りました。時計はすでに9時を回っている。でも、祝杯をしたいね、という話になり、ささやかながら、ボスの奥さんも交えて祝杯です。 イタリアのワインで、何でも知り合いのソムリエが薦めたものだそう。最初はアルコールって感じがしますが、後味はぶどうの味がする。 なーんて最初は言っていたのですが、だんだん話の中心は日本の政治へ。 たまたまカーチス・コロンビア大学教授がワシントンで講演したのをボスが聞きに行ったので、そのときのメモを見ながら、話してた。 カーチスは、かなりの線で民主党が衆院を押さえるだろうといっていたらしい。 そんなに強気にいえるのかな?私は微妙だと思う。 確かに比例代表、小選挙区制で大分2党派に有利になってきたが、自民党もだめだけど、民主党も頼りないよねという印象をどちらもぬぐえず、結局拮抗して、結局公明党がキャスティングボードを握って、なんだよねえ。 しかも、公明党も、政策で他党と連立するわけじゃないから、自民も民主もありありの世界。なので、どっちに転んでもおかしくはない、と思う。 で、またカーチスは、自民が過半数をとるなら、麻生内閣は来年1月までの命で、逆に民主なら安定するという。 が、小沢内閣が出来るというのなら、それは大概公明党との連立なわけで、果たして、あれだけリベラルな小沢と基本保守な公明党が意見調整できるのか?それはそれで、かなり不安材料を握ってると思う。 とりあえず、政権奪回という意味では、小沢が民主党の誰よりも、ガッツがありそう。イメージ以外にもまた、田中角栄的な選挙民との密なつながりが強みなのだろう。意外に、好きです。そういう泥臭いけど、まじめに地道に山の上に一軒しか家がなくてもいって握手してくれば、全然効率的には割に合わなくてもその家の人は必ず応援してくれるから、とにかく「歩け」。田中角栄は、選挙に勝つコツをそういっていたそうだ。多分、小沢がそういう田中を生で見た最後の世代?のような気がする。 かたや、いわゆる、二世、三世議員はみんな都会に住んであまり選挙民とのつながりがなかったりする。単純に地盤を踏襲している。確かに、彼らがふわふわして、地に足が着いてない理由はそこにあるのかも。だから、「美しい国」だとか、「とてつもない日本」だとか抽象的過ぎて何なんだかよくわからん、イメージを勝手に作って、勝手にそれがビジョンだと思い込んで、何となく首相になって、ストレスがたまって胃に穴を開けたら投げ出しちゃう。 自分が首相になったら、何かやりたいとかいう強い意志が全然感じられない。 ちなみに、悪銭身につかずを英語で、Easy Money, Easy Goといいます。彼ら的には、Easy Power(Prime Ministership), Easy Goなのかもしれません。

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