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我思う、ゆえに我あり

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yukie_yo

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December 15, 2008
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テーマ:神戸観光(613)
カテゴリ:旅行
昨日は神戸を歩いてきました。

実は、神戸、今回が初めてです。まずは、ご想像の通り、北野地区、いわゆる異人館の集まるエリア。で、一番有名なところというが、うろこの家。何でも、壁一面を魚の鱗みたいにしてるということで、この名前がついたらしい。
Uroko1

まあ、時節柄、建物にしがみついているのはサンタさんとそのズボンを狙う猫。

ここって、ずいぶん坂道でいくのに結構体力が要るんですが、シンボルだといわれている割には小さい。というか、ここの異人館、基本的にこじんまりとしてます。昔の商人の個人宅、別荘レベルなのは分かりますが、でも、一人暮らし+お手伝いさんくらいしか住めないような気がします。

それでも、このうろこの家、中の磁器コレクションはいいセンスしてます。
Uroko2

今となってはアンティーク家具も渋くていいですねえ。
Uroko3

Uroko4

他にも、旧中国領事館、旧パナマ領事館にも入ったのですが、うろこの家が一番でした。

けれど、旧中国領事館に、南京政府が一時領事館に使い、汪兆銘も来たとか。何ともいえない気持ちになりました。

そうして、坂を下り、異人館通りを歩くと、地図的には別に元だれそれの家、なんて書いていないですが、突然銅版かなんかで元だれそれの家、なんて出てます。目を大きく開いて見ると、突然宝物に出会える感覚ですね。

結局、見た目一番ゴージャスに思えたのは、この、今はイタリアン?レストランに変貌したこの邸宅。
Ijinkan

やっぱり公開するのって、売り手がつかなかったから???

そうして、そのまま一気に南下して、生田神社を尻目にてくてくとルミナリエ会場へ向かいました。

さすが、日曜日、1時間待ちです。けれど、これって途中でやめるってできないから、まあ人の流れに身を任せて、いけました。

確かに、きれいです。以下一気に写真オンパレードです。

L1

L2

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L5

これって、知りませんでしたが、ルミナリエは、ゲート部分と広場部分とでできています。で、最初は光のゲートをいくつも通ります。写真でいくと最初の2枚がそうです。

その脇で、一生懸命募金の呼びかけをしてます。

そうして広場、東遊園地に到着。ここでは、約10面の光の彫刻で広場の一部を囲んでいます。写真でいくと下三枚。

この囲まれている部分のすぐ脇では、屋台がたくさーん。ここで事実上の晩御飯です。

こうなっちゃうと、何だか縁日気分。ちょっと屋台も関西モード?私が最近の日本の屋台にいっていないだけ?か、品揃えの勝手が違ってました。

神戸牛ステーキ(ありがちでしょ?でも食べちゃった)、焼ラーメン、ワンタン、肉まん(これもまたありがちだー)、オムそば、などなど。

商魂たくましいというべきか。

けど、変な組み合わせです。ルミナリエで、幻想的なものを見せられて、震災復興といわれて、そうだよねと共鳴するものがあるすぐ脇で、屋台どどどーん。一瞬現実を見なかった目は一挙現実に再突入です。

例えていえば、美術館に行って、目の保養をした、いい気分になって出口には、ミュージアムショップが通常あります。ここには、基本的に美術館で見た作品の余韻を引きずるような商品が中心です。決してそこで、いくら美術館内が広くてきっと見終わった客が小腹がすいているであろうと推測できても、駄菓子とかおかないです。余韻にあわせて、例えば紅茶、コーヒーとショコラケーキとかチーズケーキで迎えるとか、の方が客は余韻を味わい続けられます。(まあ、どういう展示会かにもよりますが)

例えば、復興だというのなら、大きなお鍋におかゆとか、震災直後の救済措置で出したものを「リメンバー・神戸・淡路大震災」の形で売るとか。(確かに夜で寒いので、暖かいものがいいです。。。)鎮魂祈念のキャンドルを建てるとか。

何かそのとききっと芽生えたであろう、隣人愛の精神とか郷土愛とか、そういったものが伝わるような、観客も一緒になれるようなものが一つあるといいと、個人的には思います。

ちょっともったいない気がしました。なんや、結局観光イベントに来ただけなん?という気にさせない方が、リピーターが多くなるように思います。





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Last updated  December 16, 2008 12:51:35 AM
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