我思う、ゆえに我あり

2010/08/31(火)13:32

共和党、大丈夫か?

時事(190)

今日、映画「I want YOUR money」を見てきました。共和党系の団体による試写会だったので、行く前から中身は大体想像は出来たんですが。。。 いやー、想像に勝る。。。恐ろしい映画でした。 この映画、共和党による、共和党のための、共和党の映画。一言で言えば、オバマバッシング。 確かに、中間選挙前に公開して、議会を奪回したいところだろう。 けど、これって共和党員以外、受けないと思うんだけど。 大統領選と同じロジックを使って、オバマを「社会主義者」とレッテルをはり、延々社会主義はいかにいけないかを語ってる。 だから、オバマは社会主義者じゃないから。まあ、映画だと、ルーズベルトのニューディール政策も社会主義だというから、彼ら的には社会主義なのだろう。 ここら辺りから、先に共和党が好き、という結論ありきの人じゃないとついていけなくなってくる。 映画では、レーガン大統領をオバマと比較しようと試みている。レーガンは財政赤字を確実に減らしていった、なのにオバマは赤字を拡大している、と主張。 けど、それをいうなら、クリントン時代に黒字にして、その次のブッシュが黒字を食いつぶすどころか、かなりの赤字を作ってオバマに押し付けた。 なのに、きれいさっぱりクリントンの部分は割愛している。 さらには、雇用を作るのは、中小企業のオーナーだ、増税なんてありえない、と主張する。 けどさ、大会社には雇用を作れとはいわないの?オバマは、長者5%には増税、その他の人には減税か、同じと言っている、本当はね。 そういうの、ばっかり。都合のいい部分だけ、針小棒大にしてる。Foxニュースの映画版?そんな感じです。まともに、事実を語ろうとしてない。 そういう姿勢自体が問題なんだが、さらに問題は、新しいリーダー格が全然登場してない。 インタビューに応じている連邦議員が、ギングリッチくらいで、後は専門家だの、いて州議員程度だ。(州知事が一人いたか、そんな程度) そういう往年の大物を出してみたところで、しょうがない。 本当は、次のリーダーと目されている人にどんどん脚光を浴びせていかないと次が育たない。 勢いだけのサラ・ペイリンとかじゃ、また負けちゃうよ。 そういう意味では、自民党も同じだ。 谷垣も、次の衆院選でも党首でいられるのか?怪しい。麻垣康三の次といわれていた人たち、石原伸晃、河野太郎、中川秀直?どれも今ひとつぱっとしない。小泉JRはまだ早すぎるし。小池百合子も、ねえ。 どうしたもんかねえ。

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