我思う、ゆえに我あり

2010/10/01(金)15:39

マッククリスタル、リーダーシップを語る

仕事(320)

今日は、ローリングストーン記事のせいでやめたマッククリスタル将軍がワシントンで講演していたので、ミーハー根性を出して聞きに行って来ました。 講演内容は、リーダーシップについて。 ちゃんとメモをとらなかったのですが、結構まともなことを言っていました。 1)部下たちに責任感を植え付けろ 部下たちが、許可を求めたら、部下の意見を聞け。そうしたら、上から言われたからやっている、という頭が働いていない状態から抜け出て、自発性というか、責任感がついてきます。 きっと、アフガンの現場では、オバマがいうように来年撤退なんて無理な状態なんでしょう。それを、お金がないから、というだけの理由で撤退するなんて、ありえない、という気持ちが記事となり、解任劇に発展したものであろう、というのがよく伝わります。 2)部下には感謝を伝えよう デジタル時代に、直筆手紙は貴重。本当に部下を思うなら、書いてあげよう。 3)チームワークは大事 何事も自分ひとりで出来るわけではない。 特に、米軍が強い理由のひとつと米軍が意識していることに、仲間が危機に陥ったら、助けに行く、骨を拾いに危険を顧みずにいく、というのがあります。それは、かなり強いコミットメントである。それをするには、それなりのチームワーク、友情、信用が必要。 このリーダーシップの講演のタイトルが、「合板リーダーシップ」。合板というのは、質が必ずしもよくはない板で、叩けば割れてしまう。けど、合板にすると、のりが間について強くなる。 毛利元就の三本の矢の話のマッククリスタル版ですね。 それはそれで、うなずけます。 米軍を辞めた後、イエール大学で教えているそうで、話しなれてきたのか、ときどき冗談をいって笑わせます。でも、きっと一本気なところが仇となって、部下を引っ張っていくのにはうってつけなんだろうけれど、オバマが見えている現実が共有できなかったんだろう。ミドルだと魅力的に見えるけど、その上の経営者に向いていない、のかもしれません。

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