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テーマ:政治について(20200)
カテゴリ:時事
昨日はうちのマンションで計画停電があったので、友人宅に避難していました。で、ついでなので、国会議事堂前のイベントに行って来ました。
何かというと、Daily Showという番組の司会者、John Stewartの呼びかけなどで生まれた、反ティーパーティー、反グレン・ベックな人たちの集会(正式には、Restore Sanity and or Fear)なのです。以前にも書きましたが、ティーパーティーの集会をリンカーンメモリアル前で行ったのに対抗したもの。 ティーパーティーの方が、Restoring Honor rally(名誉を取り戻そう大会)に引っ掛けて、今日のは、正気と(または)恐怖を取り戻そう大会なのです。つまり、イベント主催者にとっては、ティーパーティーの人たちが、正気じゃなくて、彼らがはびこっていることに恐怖を感じよう、ということでしょう。 また、ちょうど、今週末が中間選挙前の最後の週末なところがミソです。 で、冷やかしに行ってきました。 面白そうだ、というのと、最近になって、ずーっと共和党優勢って言われていたのに、景気が上向かなくて、オバマ不信が広がっているのに、ティーパーティーのせいで、ベテラン現職議員が予備選で次々と落選し、ティーパーティー支持のぽっと出の新人が共和党の予備選で勝ってしまい、民主党候補に勝てるんか?という疑念が広がっている。実際、共和党に集まっている献金額は民主党よりも高いのに、対抗している議員どうしの比較でいくと、民主党が勝っている、という報道がある始末。 で、実際CBSのカウントだと、ティーパーティーの集会は9万人弱、今日のは21万人、と倍以上の開きが出ている。 例えば、自然史博物館前。(世界最大のホープダイヤがあるとこね) ちなみに、私のいたところから、スクリーンを撮ろうと努力した結果。 今日の集会、まともに付き合うと、12時から3時と長丁場なので、さすがに全部付き合っていられず、最初から1時半くらいまでいました。 でも、最初の一時間は音楽とかやっていて、ジョンが出てきたのは1時くらい。 やっぱり1時間も音楽だけというのは飽きちゃうので、ウェーブとかやっていたり、みんなで笑え、とか、泣け、とか、ジャンプしろ、とかステージから呼びかけて、遊んでました。 アメリカ人って、何気にこういうの好きです。ずーっと受身って嫌いで、何かしらのやりとりというか、インターアクションが好きです。 で、ジョンが出てきて、その他ゲストたちが次々とやってきて、ティーパーティーが忌み嫌うものすべて万歳、という話をしてました。(私がいた頃までは少なくても) イスラム教でもいいじゃん、ゲイでもいいじゃん、社会主義者でもええやんけ。要はティーパーティーの人たちって、おかしいよ、と指摘したいのです。 確かに、ティーパーティーは、共和党の中でも過激な方が集まっているから、突っ込みがいはあります。昔の価値観にしがみつきたいのは分からないでもないが、21世紀に生き残るにはそれなりに変化しないといけないと思うのだが、時代の流れに逆流しようとしているとしか、私も思えません。それに、主張もよく分からないしね。とりあえず、オバマ民主党嫌い、というくらいはまとまれるけど、その他の主張については、互いに意見があっていない模様。 で、参加者は、みんなでそうだ、そうだ、と拍手したり、わーっていってみたり。 そして、こういう集会にいくと、何が面白いかというと、みんな思い思いのプラカードを作ってくるんですよね。 一番受けたのが、これ。 英語の表現でthink out of the boxというのがある。箱(日本語だとタコツボが一番しっくりくるが、つまり、自分を縛っている既成概念といおうか)から出て考える、つまり、既成概念に縛られず、更地で考えよう、ということなのだが、ここでは、箱の代わりにFox(バリバリ共和党寄りのFoxニュース)と変えてる。 座布団2枚進呈しましょう。 他にも、いくつか撮ったのでアップします。 これは、「フォックスニュースを見てたら、頭がおかしくなっちゃうぞ。」 これは、「お茶(ティー)じゃありません。」 これは、「髪の長い、おかしい人たちは(選挙に)出てくることはない」 右が、「オバマは正気だ」、左は「(経済)回復には時間が必要だけど、ティー(パーティー)は要らない」。 他にも、いっぱい思い思いのプラカードを持っていたので、読んでいるだけでも、結構楽しいですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 31, 2010 02:39:06 PM
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