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テーマ:ひとりごと(15351)
カテゴリ:雑談
明日で東北大震災から半年が経ちます。
まだ半年なのか、もう半年なのか。 友達が津波の犠牲になりこの世を去ってから、半年が経とうとしています。 あの日、私はちょうど息子が園バスで帰ってくる時間で、 お迎えに行こうと玄関の扉を開けた時に激しい揺れに襲われました。 縦に揺れるというより、横にゆっさゆっさと長いこと揺られていたという感覚が、 いまだに記憶に刻まれています。 千葉北西部の震度は5弱。 食器棚の引き出しが前に出てきたり、棚の上に置いてあったものが落ちたり、 家具が少し移動したりしたけれど目立った大きな被害はなく、 園バスに乗っていた息子もバスの中だったおかげか、 「あまり揺れなかったから、怖くなかったよ~。」なんて元気にバスから降りてきました。 とりあえず家の中を整理していると、 パパがすぐに会社から駆けつけ家族の無事を確認。 携帯もメールも繋がらない状態で、唯一まともに使えたのがこのPCでした。 mixiなどで友達に無事を伝え合い安堵している中、 仙台にいる友達が行方不明であることを知りました。 年賀状に書かれていた住所をグーグルで確認すると、 そこは海が目の前。 テレビでは津波が押し寄せる映像が流され、 私は文字通り真っ青になりました。 どこかの避難所に必ずいる。 それだけを信じ、友人伝いに朗報を待ちましたが、 震災から半月経った頃、残念ながら子供と共に遺体が発見されたと連絡がありました。 地震が起きたあの時、 彼女は家で祖母、母、そして4歳の息子と自宅に居て、 伯父と一緒に出掛けていた2歳になったばかりの息子の帰りを待っていたそうです。 そしてそのまま自宅で津波に飲まれてしまったそうです。 彼女や4歳の息子さん、そしておばあさまやお母様はみんな同じ場所でみつかったのですが、 2歳の息子さんと伯父さんはしばらく見つからず、 GWが終わる頃にようやく遺体が発見されたとの連絡がありました。 この半年間、何気ないふとした時にいつも彼女たちのことが頭に過ぎります。 思い浮かべるたびにもうこの世にはいないのに、 元気でいるかなぁと思ってしまう私がいます。 そして居ない現実に気づき、なんとも言えない気持ちに心が埋め尽くされます。 震災から半年。 彼女たちはもちろん、多くの人が犠牲になったことに、 私は悲しみと『憤り』を抱えながら毎日を過ごしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年09月11日 00時18分34秒
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