ホームレスの犬に渡せなかった物

今日は　本来なら行きたくないが　行かなければならない所へ行ってきました。そう・・・・・・歯医者です。街中にあるのですが　歯医者に向かって歩いている途中見かけたのは・・・・・・  ドイツでは犬と一緒のホームレスがとても多い。ホームレスにとって何か有利な事なのかどうか調べてみたけれど　よくわかりませんでした。 夕食の席で　家族と話してみたら 夫は　「同情心を乞う為では？」　　息子は　「話し相手になるから？」　 ついでに私は　「傍にいて心身共に暖かくなるから？」 もしかしたら　その全部なのかもしれません。  思い切って　写真を撮ってもいいでしょうか？と聞くと　ホームレスさんは頷いて、持っている帽子に視線を・・・・・・・そこには小銭が入っていて　私も少し入れて写真を撮りました。 そして予約時間に遅れぬよう　歯医者に向かったのです。   治療を終えほっとして表へ。 すぐ近くにある　この店。ショーウィンドウには　動物達のヌイグルミや置物が可愛らしく並んでます。奥を覗くと、女性がヌイグルミらしき物を作成中。    今日初めて　中に入ってみました。 すると　迎えてくれたのは女性ではなく　このワンちゃん    お店の看板ワンちゃんは　しゃがんで撫でたら　お腹を見せて甘えてきました。  可愛い置物の動物達や　このワンを見ていたら、さっき会ったホームレスのの事が気になってきたんです。    万が一、老犬でも食べれるような　お菓子を買い　急いで彼らの場所へ行ったら    お留守でした。  どうしようか～、置いていこうかな～。でも　犬連れで歩いている人達が多いので　他の犬に取られてしまったら困るし（歩きながら　封を切ってしまったから）、どうせなら直に渡したいし・・・・・・・・しばらく　佇んでましたが、結局置かずに帰宅。又きっと会えるよ。だから今度は犬のお菓子を常にバッグの中に入れておく事にしよう・・・・・と思いながらも今は　置いてこなかった事を　ちょっぴり後悔してる私です。