遅咲きの狂い咲き

おじいちゃんが亡くなり、今日はお葬式に行ってきました。同居していなかったので、久しく会ってません。かれこれ8年くらいになるかなぁ？隣の県に住んでいたので高速使えば1時間半くらいで行ける距離なのに、忙しいから、を理由に何年も顔を見せに行かなかった。後悔先に立たず。最後に会ったときに、おじいちゃんは「シリウスちゃん案配よくて何よりだ、うんうん。案配よさそうだ。」と私を見てしきりに嬉しそうに繰り返していたっけ。案配とは、具合、調子、健康という意味でおじいちゃんがよく使っていた言葉。当時病み上がりだったおじいちゃんは、健康であることがどれだけ幸せか知っていたのでしょう。最近、また病気と怪我で入院していて、つい先週退院したばかりだった。本当に突然のお別れ。老衰とのことだった。
今日久しぶりに会ったおばあちゃん、とても小さくなっていた。突然のおじいちゃんとのお別れがショックだったこともあるのかしら。少し記憶も不自由で、私を思い出してもらえず、「あなたの長男の娘、孫のシリウスだよ！」何度も説明してようやく思い出してもらった。彼女の記憶では、私はまだ小さい女の子でいるようだった。社会人になってからも会ってるのに。。。
私のおじいちゃんとの思い出。小さい頃一緒にセミ取りへ行き、怖くて蝉を触れなかった私はムシカゴいっぱいの蝉の抜け殻を集めた。そして帰宅後、毛が薄かったおじいちゃんの頭に抜け殻をいっぱいくっつけて遊んだ。おじいちゃんは笑ってたな～。あの頃は、みんなが若かった。
おばあちゃんは、おじいちゃんに向けて詩を作ったとのこと。鉄道会社に勤めていたおじいちゃんのことを詩にして唄ってくれた。私はおじいちゃんのこと、何も知らないんだ。そう気付かされた。
今日はとても長い一日でした。別に私はショックや悲しみでいっぱいなわけではありません。だっておじいちゃんは幸せな人生を終えただけですもんね。
いろいろ書こうと思ったけど、今夜は寝ます。おやすみなさい☆