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雪華月兎のSSサイト(仮)

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第三章 二人の晩餐会

「大体志貴さんは危機意識が足りなすぎです!!」


始めはそんな一言から始まった。


一緒にゲームをやっていたのだが、一方的な試合が何度も続いたので思わずどうすれば強くなれるのか聞いたのだ。


「いいですか?ゲームにせよなんにせよやっぱり大切なのは真剣さです。つまり、志貴さんは真剣さがたりないんです!!」


「うぅ・・・確かにその通りだけど・・・・・実際どうすればいい?」


「ふっふっふ、わかりました。そんな情けない志貴さんの為に一肌脱いじゃいましょう♪」


そういうと琥珀さんは意味ありげな笑いを浮かべる。


「琥珀さん、なんだかとてつもなくやな予感がするんだけど・・・・・。」


「気のせいですよ~!!」


「もしかして、薬なんか使ったりしないよね?」


そう言うと琥珀さんは笑みを濃くしながら


「あれ、志貴さん冴えてますねぇ~。」


なんてとんでも無いことを言い出した。


「うわっ、ちょっと琥珀さん落ち着いて!!」


「ダメですよ~志貴さん。秋葉様に聞こえちゃいます。」


「いや、そんな問題じゃないから!!」


ドアに手を掛けてみるが開かない。


「逃げられませんよ~、志貴さ~ん♪諦めちゃってください♪」


笑顔のアクマが歩み寄る。正直こっちは涙目だ。


そして琥珀さんの顔が目の前まで来る。


あぁ~、もうダメだ!!そう思った瞬間、唐突に琥珀さんが口を開く。


「志貴さん、賭けをしませんか?」




あーゆーはっぴぃ 

第三章 二人で晩餐会





「へっ??」

おもわず間抜けな声が出る。

「えぇ、つまり危機意識が足りない心に少しの刺激とギャンブルを。これでたちまちやる気がアップ♪そんな薬物ですよ~。」

なんて笑顔で言ってくる。

正直、琥珀さんのこの手の冗談は笑えない。

「ははは、なんだ。そういうことだったんだ。」

鼓動を立て直しながら頷く。

「うん、確かにそれなら勝つ気も倍増だ。」

「そうです、これで連敗地獄から生還のチャンス到来です。」

「OK,分かった。琥珀さん、君に賭けを申し込む!!」

さっきビビっていた自分のカッコ悪さを払拭する為に敢えてキザに言ってみる。

「はいっ、それじゃあ罰ゲームを決めましょう♪」

そして少し悩んでから琥珀さんは、

「負けた方が勝った方の命令を三つ従うっていうのはどうでしょう?」

そう切り出してきた。

「もちろん、絶対出来ないこと、直接的に金銭を支払わせること、法に触れることは無しで行きましょう。」

正直、最後の一つは琥珀さんの方が心配だと思いつつもOKする。

「それじゃあ始めましょう。」

その一言で思わず指が緊張する。

焦りは禁物なので深呼吸を二回。

スピーカーから『レディ~』と音が聞こえ始める。

「琥珀さん、容赦しないから!」

「私も負けませんよ~。」

そして戦いが始まった!!









―――――――――その五分後


無残に散った自分のキャラクターの姿と共に自分こと遠野志貴の敗北が決定していた。

考えれば単純なことである。

賭けというのは自分のモチベーションが大幅に上がると共に相手も同じだけ上がるのだ。

本気の琥珀さんが使うキャラはゲームの中で普段動いてるものと同一とは思えない動きだった。

「謀ったな、琥珀さん。」

もう遅いと解っていても愚痴らずにはいられなかった。

そんな俺を見下ろし、琥珀さんは笑顔で、

「甘いですよ志貴さん。真剣勝負というものは勝利条件を満たしてから舞台に上がるものなんですよ~♪」

なんてカッコいいことを言ってくる。

「うぅ~、まぁ確かに負けは負けだもんね。うん、慎んで罰ゲームを受けます。」

こうなったらなかばヤケである。

「ご命令はなんでしょうかご主人様?」

「あぁ~、良いですねぇ。そのご主人様って響き。」

琥珀さんもノリノリだ。

あれこれ指を折りながらブツブツ考え込んでいる。

そうこうしている内に琥珀さんは急に顔をこちらに向ける。

「決めました!!」

「最初に言っておくけど、薬物の人体実験は犯罪だから『法に触れる行為』だからね!」

と釘を刺しておく。

「そんなことじゃありませんよ~。最初のお願いは志貴さん、私のご飯を作ってください。」

「ん、それはつまり・・・・?」

「えっと、今日の私の晩御飯を作ってくださいって事なんですけど・・・・・・。」

なんて少しホッペを赤くしながら言ってくる。

正直、それだけでもう反則だ!!

頭から罰ゲームなんて無粋な文字は消え失せた。

「うん、了解。琥珀さんほどじゃないにせよ一応食べられるものを出すよ。」

「はい、期待して待っていますね♪」

そんな訳で急きょ晩御飯を作る事になった。

しかし、有間の家で多少経験したが料理は所詮素人。

琥珀さんの腕に勝てるわけが無い。

問題はどれだけ一生懸命かってことだ。

そんな言い訳を自分自身にしながらパスタを茹でる。

さっき冷蔵庫を開けた時、目にタラコが飛び込んできた。

これによって今日のメニューは即ちタラコスパゲッティー!!

この料理は正直、カレーなんかの百倍は簡単である。

なんせ一切包丁を使わずに作れるのである。

まさに、一人暮らしの友!!

その名はタラコスパゲッティー!!

そんなくだらない事を考えていたらメンのタイマーがなる。

一回ザルでお湯を切り、その後ボールに移す。

移したら一欠片のバターを入れコクを出す。いわゆる隠し味みたいなものだ。

バターがパスタの熱で溶けたらタラコを入れる。

そしてよく絡めて盛り付ける。

最後に海苔を散らして出来上がりだ。

所要時間十分のお手軽料理が完成した。

時間と腕があればサラダなんかを付合わせで作れるのだが、あいにくそんなに手の込んだことは出来なかった。

ともあれ出来上がった料理を琥珀さんの前に配膳する。

「うわぁ~、志貴さん凄いです♪」

そう言った琥珀さんは終始ご機嫌のようだ。

それにしても、なんとなく琥珀さんの目が輝いてるように見えるのは気のせいだろうか?

そして、二人同時に

「いただきま~す」の合図をする。

そう言ったものの琥珀さんが感想を言うまで気が気でない。

「どう?」

「はい、おいしいですよ♪」

途端に心が温かくなる。

料理は自分の空腹を満たす為のものだけど心まで満たされるものだと初めて知った。

「ありがとう、まぁ、琥珀さんの作る料理には足元にも及ばないと思うけどそれでも嬉しいよ。」

そう言うと琥珀さんは急に怒り出した。

「志貴さん、それは違いますよ。料理は誰かの為を思って作られると普段の何倍もおいしくなるんですよ。志貴さんは、この料理を私の為を思いながら作ってくれたんですよね?」

「そりゃぁ、もう!!」

「はい、それならこのお料理は私が自分で作って食べる料理よりとってもおいしいに決まってます♪」

と、最後は笑顔で締めくくってくれた。

「う~ん、そういうものなんだ。」

「はい、そういうもんなんです!!」

「そっか、料理歴は琥珀さんのほうが大先輩だもんなぁ~。じゃあ、きっと琥珀さんの料理がいっつもおいしいのも俺たちを思いながら作ってくれてるんだ。」

「それはもう!!志貴さんや秋葉様の喜ぶ顔見たさに作ってると言っても過言じゃありませんね~♪」

そんな会話をしながら二人でスパゲッティーを食べていく。

取り留めの無い会話が続いていく。

「そういえば、このタラコスパゲッティーに改良点って無いかな?」

まぁ、ただの思いつきに他ならなかった。

しかし、予想に反して琥珀さんは、

「そうですねぇ~、確かに海苔を散らすのはいいんですけどアクセントとして一緒に大葉の千切りを入れるともっとおいしくなりますよ。他にもタクアンなんかを千切りで入れると食感を変わっていい感じです。後はやっぱりタラコにはジャガイモが合いますね♪茹でたジャガイモを入れるだけで随分と変わる筈です♪」

なんて料理評論家も真っ青なくらい的確な助言を返してきた。

「うわっ、ヒドイ!やっぱり不満があったんじゃないかっ!!」

「いえ、不満じゃないですよ~。ただ、改善点を挙げただけですからっ♪」

うぅ~、しかも的確なだけに返す言葉が見つからない。

しかし、悔しいので違う観点から攻めてみる。

「・・・・・・・だねっ。」

「えっ、なんて言いました?」

「だからさっ、こうやって二人で食べてると新婚夫婦みたいだねって。」

言ってるこっちが赤くなってくる。

正直、諸刃の剣だった。

しかし、それだけに琥珀さんへの威力は絶大だった。

「ナッ、ナニ言ッテルンデスカ。志貴サン、イクラ志貴サンダカラッテ冗談ガ過ギマス!!」

琥珀さんは与えられることに不慣れなもんだからこういった不意打ちにめっぽう弱い。

今回の作戦は大成功と言えよう!!

そんな自分の横で琥珀さんは真っ赤になりながら照れている。

「ダカラ、アノ、ソウイッタ解釈をシテクレルノハ嬉シイノデスガ秋葉様ニ申シ訳ト言イマショウカ、ソノ・・・・・・。」





そんな琥珀さんをみながら想う。


―――――これから何を彼女に与えることが出来るだろうと。





そして、いつまでも願う。


―――――こんな時が一生続いてくれることを。













後書き

そんな訳で後書きです。
まぁ、今回も私、大暴走しています。
まぁ、なんにせよ今回のコンセプトは「照れてる琥珀さん♪」だったり。
う~ん、正直実力が無いんであんまり上手く表現できなかったんですが少しでも解ってくれる人がいてくれたら嬉しいなぁと思ったり。
今後の展開は残る二つの願いなんですが、ネタがまだあんまり固まってないんです。
多分、次回のSSのアップは少し遅めなんじゃないかと思ってます。
いや、あれです。文化祭とか中間テストとか色々立て込んでて・・・・・・。
なるべく早くあげる努力はします。
だから見捨てないで下さい。
あと、感想大募集です。是非、書き込んで下さい。
書き込みがあるとホントやる気出るんですよ。
そんなこんなで食べわんさんとチャットでもしてみたり。


雪華「そんな訳でSS完成♪」
食べわん「おお~」
雪「誤字、脱字、その他意見感想聞きたいんだが」
食「別にいいよ~。」
雪「じゃあ、頼みます。」
食「・・・・・・・・」
雪「どう?」
食「読みきった。 あなたは、読本の照れ笑い琥珀さんが書きたかっただけじゃないかぁ!」
雪「うっ、何故それを・・・・・・。お主、なかなかやるな。」
食「ばーればーれ」
雪「くっ、じゃあ感想のほうをどうぞ」
食「うん、やっぱり、君の文章は琥珀さんありきで、志貴が君になっているね 第一感想」
雪「ぐっ、やっぱり琥珀LOVEの心が前面に出てますか」
食「第二感想 何が書きたいか明確だから読みやすいなぁ」
雪「そいつは誉め言葉か??誉め言葉なのかっ??」
食「っていうか、確実にボクよりうまいから 心配しないで♪」
雪「えっと、フォローですか?」
食「うん♪」
雪「いや、大体君はSSサイトじゃないじゃん!!あてになんねぇよっ!」
食「一回書いたことあるって言ったでしょ~。」
雪「あぁ、そういえば言ってたねぇ~。よし、今度うちでのっけるか?」
食「い・や・だ!!!」
雪「え~、なんで?」
食「恥ずかしいもん☆」
雪「星が付くほど恥ずかしい一品なのか?」
食「うん、相当。」
雪「うわ~、興味あるなぁ~。」
食「じゃあ、改訂版を作ったら見せてあげる。それまでは、絶対に見せない!」
雪「おっ、了解~。それにしても一体どんなSSなんだ?」
食「もう、その話は勘弁してください。」
雪「はいはい、じゃあ次回のうちのSS、展開を予想してみて。」
食「1.唐突にタナトス(翡翠の代わりに水月に出てくる鈴蘭で)」
雪「うわっ、唐突!!」
食「2.浮かばなかった・・・・・・」
雪「えっ、お前のなかでの俺のイメージって鈴蘭と琥珀だけ?」
食「あーたりまーえじゃなーい?」
雪「うわっ、それヘコむなぁ~。こないだもベルギーに琥珀LOVEの概念が服着て歩いてるだけの存在って言われたしな。」
食「そういうこといわれる言動するあなたが悪い!」
雪「うぅ、自重します。」
食「しないで、むしろ。それが無いとあなたの気がしないわ!って、通りすがりの可愛いものが好きなおば様が言ってた。」
雪「なにー、じゃあこれからも公衆の面前で琥珀さんLOVEと叫びます!!」
食「よし、世界の中心(中国の山中) っぽいところで叫んでてくれ!!」
雪「おぅ、いつでも叫んじゃうぜ!!琥珀LOVEの宿命だっ!!ってかなんで中国の山中なんだ?」
食「よし、今から、警察に殴り込みだ! 「すいませ~ん、琥珀さん落としたんですけど~」って言いながらな♪」
雪「えっ、中国の山中は??ってか完全に電波じゃないか、それ!!」




う~ん、馬鹿な会話だ。
このチャットは前回に輪をかけてヒドイなぁ~と思う。
ついでにこれを後書きにすると食べわんさんに言ったところ、
「なんか、気づかない間にスカートをカッターで切られてた女子高生の気分だ・・・・・・・。」
と、言ってきました。



どんな気分よ??



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