2008/01/19(土)08:12
北欧でITが発達する理由
今はインターネットバンキングができるので海外に住んでいても、自分の口座をチェックしたりできるのだが、今回、銀行にいったらこんなものが出ていた。 左の電卓のようなものはクレジットカードを差し込む機械だ。 この機械にクレジットカードを上から差し込んで暗証番号のボタンを押すと即座にバンキングができるシステムらしい。 今までは、スウェーデンの銀行が発行するカードにログインするたびに何桁もの数字を入れないといけなかったのだが、 テクノロジーは進歩する。 たったクレジットカードを差し込むだけでOKなのだ。 そして、右の小さなモデムはインターネット用。 携帯と同じシステムでこのモデムにシムカードを中に入れ、暗証番号を入力すればいつでもどこでもネットができる。 実は、このサービスは去年の夏までは使用時間が制限されていたのだが、今では24時間つなぎ放題。 で、月額1500円。 このモデムは私たちが買ったときは、クリスマス前だったせいか2万円近くもしたのに、 今ではもう値段が下がっている。 さらに、これだと一人しか使用できないので二人で利用したいときに困る。 もうすぐ二人や複数で同時に使用できるシステムができるらしい。 実はスウェーデンもIT王国。 なんでかっていうと、 国土が広く人口の少ないスウェーデンでは 人より機械のほうが役に立つのだ。 人件費が高いスウェーデンだから人を使う仕事は歓迎されない。 よって、サービスが最悪なのは何度も書いているが、 サービスをする人もいないのだ。 ちなみにスウェーデンの総人口は、 大阪府分の人口しかない。 人で補えない仕事は機械にさせるのだ。 だから、さすがに機械は心のこもったサービスはできない。 でも、スウェーデン流にいうと一石二鳥。手間もかからなければ、待ち時間もない。 「合理的」とはスウェーデン人をあらわすことばである。 ところで、銀行から渡されたバンキング用のカードリーダーだが、 試してみたのに 作動しない・・・・・ どうなっているのだ? 操作が間違っているのか? 機械にやらせるのはいいけど、 機械は壊れるものだ。 これで結局、バンキングに時間がかかったら意味がない。