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カテゴリ:漫画
漫画を描いてる頃。けっこう色んなところに取材させてもらった。
漫画にするのに必要なのを担当が勝手に選び、○日に来て!というのでいきなり連れていかれ、というやつ。面倒なんで断る漫画家が多くて、新人に回ってきたりするの。 いろんなとこ行ったな、中でも面白かったのはとある芸能事務所かな。ファンクラブ関連の取材で、担当と行ったのね。もちろん事務所だから芸能人はいなくてスタッフが忙しそうに働いていた。ちょうど会報の発送作業をしていたのだけど、ファンからこんなものが送られてきましてね、という話に入る。 まあ、芸能界怖い話シリーズの取材だったのだけど、事務所の人がこんなすごいものが送られてくるんですよ!と心霊系怖い話じゃなくて、人間が怖いよ的な話が多かった。 バレンタインとか、もう恐ろしいものが送られてきて、ここではグロ過ぎて書けない。基本、市販のチョコ以外は捨てるということ。アブナイものを送って来る人はブラックリストに入っていて、とにかくはじくと言ってた。係の人も大変だ。市販のチョコも多すぎるとどこかに寄付とかしてたとか。 あと、よく服が送られてきて、新品の高い物とかは見ればわかるんで、スタッフが小包を開けて中身をチェック。好みの物だとご本人はプライベートで喜んで着ているそうな。ただ、手作りの服がわりと多くて、これにはスタッフも頭を抱えているとか。ファンの名前入りの手編みセーターとか、そういうのってたいていその子の髪の毛が一緒に編み込んであるのよね。怖いわ。推し本人の名前入りならまだわかるけどファンが自分の名前を入れてるところでもうお察し。そういう手作り服がどっさり。 ある程度保管してから捨てるらしい。いくつかとんでもないセーターを見せてもらった。ホラーより怖い。赤黒い色のは血とか吸い込ませてあるそうだ。おぞましい…臭うし。 ファンレターはまあ本人宛に渡すけど、平成の中頃でも封筒の中に変なモノ仕込む人もいるので、金属探知機とか通してたな。で、メンバー別に袋に入れて、渡しているということ。読む人は読むし、全然読まない人もいる。それは人それぞれ。ファンクラブ宛の会報に載せれそうなものはスタッフが選んで、それはメンバーも読んでいるとか。 長くなったけど、そんなわけでTHE ALFEEのファンクラブに入りました。今会報等待っているところ。どうなんだろうね、THE ALFEEの皆さんは個別のファンレターなんて読むんでしょうかね。凄い数来るだろうからなあ。今特に新規ファン増えまくってファンクラブの人数も増えたと番組で話してた。うれしいよね。 結局その時の漫画は企画がポシャッたけど、のちに「あたしのセーター」を描きました。でも怖すぎな事実は描けなかったけどね。だからおまえはダメなんだ、と担当にお説教くらった思い出が…。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.03.02 10:47:01
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