2008/04/01(火)23:57
野見宿禰から菅原道真へ(4)・・土師宿禰古人という人物がいました。
始めて菅原の姓を名乗った人物・・・土師宿禰古人はじのすくねふるひとは
野見宿禰が土師臣いらいの宗家です。
そして勅許された菅原氏の本宗です。
約五世紀にもわたる涙ぐましい努力によってやっとギリギリ「世の人」になれたのでした。
遠江介・従五位下・・・人の世界の最下層ではありますが・・・
古人は清貧の生涯を終えていますが
土師氏が菅原氏となってのちも子孫が出世するには
ひたすら学問に励む以外にはないのだ・・その旨を子どもたちに諭していました。
菅原の子どもたちは出世するために学問に励むことになります。
出世する・・世に出る・・この言葉の意味は現在のものとは違います。
世に出る・・人間になるという意味なのですから・・・・