テーマ:時代小説を読む(273)
カテゴリ:本
「隅田川御用帳(六) 冬桜」に収録の4篇の1つでんがな~あ。光文社文庫版で読みました-あ
。 永代橋から舟の往来を眺めているうわさの女が飛び込もうとしたのを、十四郎が止めてミツ屋に連れてきたで、事情を聞いたのだ、病んでいたので、柳庵のところに送り届けて貰った。 橘屋に柳庵お登勢、十四郎と集まって、女のこと話したのだ~あ。 女は野江という、許嫁は庇護に言って仕事をして帰ってくれば、陸奥の山崎藩に仕官が叶うのだ、それで父と待っていたが、父は病で死に、それ以降、永代橋で待つようになった、父の薬剤で質屋に借金が残っているのだ。 労咳にかかっているが、知立すれば間に合うと柳庵が言うので、十四郎は質屋の借財を肩代わりして、許嫁の江口を探してやろうという。面差しが許嫁の雪乃に似ていたので、十四郎をそういう気にさせたのだ-あ。 話を聞いて、柳庵は、陸奥と肥後で仕組まれたのだ-あと仄めかすのだ。将軍家斉は花菖蒲が好きだ、6月に展覧会をするので、大名達はこぞって御意を得ようと参加するのだ。肥後菖蒲が有名なのだが、1等賞に陸奥山崎藩が選ばれて、加増となったのだ。肥後菖蒲が陸奥に持ち去られたのではないかという、江口は仕官を餌に利用されたのだとな~あ。 江口は花を盗んで舟まで運んだところで、殺され掛けて、そして江戸に戻ってきて、仕事を斡旋した尾州屋の抜け荷を暴こうと、協力した男が殺されて、江口も殺されたのだ-あ。怒っ多重四郎を尾州屋に乗り込んで・・・・と言うパターンでんがな~あ。 この話よりな~あ、お登勢が野江という女が出てきて、十四郎との三角関係になるとな~あ、やきもきすようなところを加工としてるんじゃがな~あ。この作家、男女の微妙なところは旨くないがなーあ。 花菖蒲の品評会を家斉がという件がな~あ、面白かっただけですな-あ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/17 09:11:22 AM
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