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幸母乳育児相談室

幸母乳育児相談室

2歳 しからないでもしつけができる

2歳児は約束ができます。
約束して守ることができます。

2歳児のしつけはその子供を信頼してかかるところから始まります。



ライン

今までは、これがいけない、あれがいけないと、
子供に対して物事を規制することが中心となった、
禁止だらけのしつけでした。

これもしつけの方法ですが、
これでは子供の脳の働きにおいてマイナス面、副作用が残ります。

子供は反抗心をかきたてられたり、自我を押しつぶされたり、
その結果色々な問題がおきてきました。
育児、しつけは禁止だけではいけません。

しつけの基本は、子供の芽生えてきた自我を育ててやりながら、
子供が自分で自分をコントロールできるように導くことです。

ひとりの人間にできるだけ充実した人生を送ってもらうためには、
生まれてから2年経った、2歳の時の過ごし方が
大きな鍵を握っているのです。

2歳になると「自我」の発達がめざましくなり、

「いわれるままにはならないぞ」

という気持ちが日に日に強くなっていきます。
自分が発想をし、自分でそれをやり遂げることを
強く望むようになります。

つまり子ども自身、自分の中に芽生えた自我を
大切に守ろうという気持ちが強くなる時期です。

同時に今まで知られていなかったことですが、
その行動を自分自身でコントロールできるまでに
脳も発達しているのです。
このことを充分に理解した上で、子供を育てるようにしましょう。


2歳児の脳とセルフコントロール
 
2歳児の脳の働きの特徴は、理性的な判断をつかさどる
前頭葉が働き始めることです。

この時期、周囲からの禁止や教え込みが多すぎてはいけません。

自分自らが考え、いけないと思えば
それを自制することもできるのにそれをさせないという事は
前頭葉を使うチャンスが失われることにもなります。

「だめだめ」を繰り返しているとそのうちにしぼんでしまうわけです。

叱って制圧する代わりに、自我の発達を促しながら、
発達した自我を利用すれば,他からの禁止や命令がなくとも、
子供はちゃんとセルフコントロー(自己制御)ができます。

セルフコントロールができるということは、
社会的にも個人的にも優れた、バランスの取れた行動が
できる人として成長するカギといえましょう。


子供に自己制御させる秘訣は・・・

 まず子供に全ぷくの信頼をこめ、
一方、子供からも信頼される関係をつくることに始まります。

叱ってばかりいて、急に信頼されることはありません。
そのためには、ある期間叱らないで我慢することが必要です。
そうして、親は子供の自我をちゃんと認めたうえで、

「これをやれるよね、やろうね、できるよね」

と真剣にいうことにしましょう。

真剣に言うとは、きっとやれると子供を信頼して、子供の目をやさしく、
しっかりと見つめ,私はあなたの心からの味方だよという気持ちを込めて、
子供の心に一生懸命に問いかけることなのです。

これが、子供の脳にすでに潜在している能力を刺激するのです。

 
この時期に禁止ばかり、命令ばかりのしつけだと、
せっかくいい脳細胞を与えておいても、使われない部分が多くなるという
まことに残念なことになります。
 
2歳児には、自分を信頼してくれる人の願いを聞き、
答えようとする力があるんです。
大人の方でそれを知り、その上で
その力をもっと伸ばしてやらなければ子供がかわいそうですよ。

だから2歳児のしつけは、その子供を信頼するところから始まるといってよいでしょう。


2歳児は約束ができるんですよ。
できないのは、接する大人の信頼と誠意が足りないからですよ。

子供だましとか、なだめすかしではなくて、
必ずやってくれるという信頼を込めてまじめに約束するんですよ。
すると子供は誰から言われなくても自らすすんで、
欲望をコントロールするんです。2歳児にはそれができるんです。
 
信頼を込めてゆっくりといえば約束ができる。
必ずと言っても良いくらい・・

口やかましく言ったり、大声で怖い顔つきで怒鳴ったりしてはいけません。

また理屈はいりません。ただ
「やめてくれるよね。」
と頼むとそれを了承して、記憶するのです。
そして、やりたいけどやらない。やりたい、
けれど自分で約束したからやらないということなんですよね。
誰も叱らなくても自分で約束を貫くんです。

このときしっかりMINIつけたことは、生涯考えの基礎となります。

                         中村幸美

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