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カテゴリ:母乳育児 アトピー
☆オボムコイドってなあに?☆
「オボムコイド(+4)、卵白(+2)です」 「卵は食べてもいいですか?」 「火を通しても当分無理です」 「???」 卵白の中には、オボアルブミン(54%)、オボトランスフェリン(12%)、オボムコイド (11%)、G2グロブリン(4.0%)、G3グロブリン(4.0%)、オボムチン(3.5%)、リゾチーム (3.4%)、オボインヒビター(1.5%)、オボグリコプロテイン(1.0%)、オボフラボプロテ イン(0.8%)、オボマクログロブリン(0.5%)、アビジン(0.05%)、シスチン(0.05%)、な どの蛋白成分が含まれますが、血液検査の卵白(+2)というのは、これらをトータルし たものに対する反応です。この中でも最も抗原性の強いのがオボムコイド(耐熱性卵 蛋白)です。オボムコイド(+4)は卵蛋白全体の中のオボムコイドに対する反応のみを 見ております。オボムコイド以外の卵蛋白は加熱によって抗原性が弱まりますが、オ ボムコイドは加熱しても抗原性が弱まりません。 つまり、たいていの児は卵白全体よりもオボムコイドだけのほうが血液検査の反応 が弱く出るので、火を通すと卵を食べられることが多いのですが、オボムコイドのほ うが反応が強く出る児は、火を通しても卵は当分注意が必要ということになります。 ただし、数値がゼロにならなくても、腸の粘膜が丈夫になればそのうち食べられる ようになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.04.19 16:00:02
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