幸母乳育児相談室

☆絶壁頭と習慣性斜頚☆
「頭がいびつです」
「筋緊張が低下しています」
「治りますか？」
「頭をよく動かせば自然に治ります」
　頭の形がいびつな児や習慣性斜頚の児は、筋肉の緊張が低下してクニャクニャして
いるフロッピーインファントの場合が多いようです。首の力が弱いか、いつも同じ方
向ばかり向いていると頭が変形してきます。四肢の硬い児はあまり良くありません
が、柔らかい児はゆっくりでも発達が追いついてくる場合が多いようです。
　だんだん首の力がついてきて、ゴロゴロ活発に頭を動かすようになってくると、自
然に頭が丸くなってきます。
　いつまでも頭がいびつな場合や四肢が硬い場合や尖足(せんそく：踵が床に平らに
つかない状態)の場合には、生後数ヵ月あたりで小児神経科医の診察が必要です。
　また、首の横の筋肉(胸鎖乳突筋)がカチカチに硬い場合には(筋性斜頚)整形外科医
の診察が必要です。