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カテゴリ:母乳育児 アトピー
☆ビクトリア湖の悲劇とは?☆
「ナイルパーチはナイル川でとれたのですか?」 「ビクトリア湖かもしれません」 ナイルパーチは、スズキの代用品として、給食やお弁当の白身魚のフライに使われておりますが、もともとは、ナイル川では古代より神の魚としてあがめられ、ミイラも残っているほどです。スズキ目アカメ属の巨大肉食魚で、最大は200kgにまで達します。 ビクトリア湖は、ケニア、ウガンダ、タンザニアにまたがるアフリカ最大の湖で、面積は琵琶湖の100倍にも達します。もともとナイルパーチは居りませんでしたが、1950年代にイギリス人がとなりのアルバート湖(ウガンダ)に放流したために、川をさかのぼってビクトリア湖で繁殖したようです。 ビクトリア湖には、古来、他では見られない固有の草食魚400種類が生息して、研究者たちからは「ダーウィンの箱庭」と呼ばれるほどの生物多様性の宝庫でしたが、肉食魚のナイルパーチの移入によって捕食され、湖は荒廃し、現在は200種類に激減しております。自然環境を考える人たちからは「ビクトリア湖の悲劇」と呼ばれておりますが、日本からのフィッシングツアー客(釣りを趣味とする人たち)からは「アフリカンゲームフィッシング」として大変喜ばれております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.11.04 12:58:02
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