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カテゴリ:母乳育児 アトピー
☆オゾン破壊係数とは?☆
「ノンフロン冷蔵庫に替えました」 「大豆と大豆油は?」 「???」 フロンガス(CFC、HCFCなど)がオゾン層と地球環境を破壊することを阻止するため に、1987年モントリオールにおいてオゾン層破壊の原因物質の使用を禁止する協定に サインしました(モントリオール議定書:Montreal Protocol)。その後代替フロンの 開発などが行われておりますが、1992年臭化メチルにオゾン層破壊能力のあることが わかりました。 臭化メチル(CH3Br)は農薬あるいは殺菌剤・殺虫剤として、全世界で年間75000トン (土壌消毒用70%、穀物・飼料・木材などの殺虫用16%、生鮮野菜・果実の殺虫用8%、 構造物の殺虫用が2.7%、化学工業原料用が3.2%)も使用されております。米国と日本 だけで世界中の約半分を使用しておりますが、全消費量の46~81%が大気に放出され たものと推定されております。 身近なものとしては、輸入大豆などの豆類は、虫がつかないように、栽培の時のリ ニュロンやアラクロールばかりではなく、輸入時にポストハーベストで臭化メチルで 燻蒸されてきます。大気に放出されなかったCH3Brが大豆製品や大豆油に全く残って いないとは言い切れませんので注意が必要です。 オゾン層破壊する能力はオゾン層破壊係数(フロンを1.0とする)として表わされま す。CHFCl2(HCFC-21):0.04、CHF2Br(HBFC-22)0.74、C2H3Cl3(メチルクロロホルム) :0.1、CH3Br(臭化メチル):0.6、C2F5Cl(CFC-115):0.6、CFCl3(CFC-11):1.0、(四 塩化炭素):1,1、CF2BrCl(halon-1211):3.0、C2F4Br2(halon-2402):6.0、 CF3Br(halon-1301):10.0、 ただし、代替フロン(HCF、PFC、SF6など)は、CO2の数百~数万倍の温暖化効果を有 することから、97年12月の京都会議 において排出削減対象に加えられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.03.12 23:16:03
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