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カテゴリ:母乳育児 アトピー
☆喘息は自律神経失調症なの?☆
「貧血で朝起きられません」 「自律神経失調症でしょう」 「子供の頃喘息がありました」 「自律神経失調症でしょう」 産業医訪問で事業所回りをしたら、いかにも冷え症虚弱児タイプの20代の男性が居 りました。時々「貧血で」倒れるそうです。もちろん血液検査では「貧血」はありま せん。 貧血で倒れるというのはうそです。医学的な貧血は血が薄いことを言いますが、倒 れるのは貧血ではなくて、自律神経失調症(起立性調節障害:脳貧血:交感神経が弱 まった状態)です。交感神経(+)と副交感神経(-)のバランスが取れていると調子がよ いのですが、バランスが崩れると自律神経失調症ということになります。 副交感神経の緊張した状態も自律神経失調症です。気管支に行く副交感神経(迷走 神経)が緊張すると気管支が狭くなって喘息です。胃に行く迷走神経が緊張すると胃 痙攣や神経性胃炎です。腸に行く副交感神経(迷走神経と骨盤神経)が緊張すると過敏 性腸症候群、膀胱に行く骨盤神経が緊張すると神経因性膀胱(頻尿)です。 喘息は、原因疾患からいえばアレルギーですが、病態(途中経過)は自律神経失調症 ということになります。 自律神経薬(交感神経刺激剤:メプチン、ホクナリンテープなど)が効くのもそのた めです。 なお、自律神経失調症は冷え症です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.10.07 23:45:12
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