2008/05/31(土)23:26
記録15/30
2006年11月9日
#192
●ちくわぶ
今週の月曜が誕生日だったので、
24歳になって初めて昨日、卵を買いました。
この卵は、明日の夜、遊びに来る友人に
「作るよ」と約束してしまったおでんの具になります。
横浜人である友人は、ちくわぶ、なるものが大好きなのですが、
広島人である私には、ちくわぶ、の魅力がてんで分かりません。
Wikipedia(ネットの百科事典)で調べると、
「関東では人気の高いおでんの具」とありました。
その人気の理由、皆目見当がつきません。
もちろん、食べてみたことはありますが、
味は無いし、ぶにぶにするし、おでんの出汁が濁りやすくなるし、
なんだかお腹いっぱいになるし、やっぱり愛せません。
「私が作るおでんには入れない!」と一度は宣言しましたが、
せっかく久しぶりに会うのだし…と仏心を出し、
友人のために、とりあえずひとつだけ買ってみました。
丸々では大きすぎるのでしょうか。
2等分くらいが一般サイズなんでしょうか。
ちくわぶ好きな人に、1本で足りるのでしょうか。
煮込むとやっぱりあんなに膨れるのでしょうか。
透きとおった出汁は濁ってしまうのでしょうか。
下ごしらえ的な作業は何か必要なのでしょうか。
どのくらい前から煮込んでおくべきものなのでしょうか。
好きでもないちくわぶについて考える秋の夜でした。
当のちくわぶは今も、私の冷蔵庫で冷えています。
ちくわぶ、保存は冷蔵庫でいいのでしょうか。
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2006年11月16日
#193
●言えないことなど
久しぶりに、花を買いました。
ソケット、という名前の白い花を一束買ったら、
花の傍にあった毛むくじゃらの緑のほおずきみたいな実がついてきました。
花はきれいでしたが、この実は一体何なのか。
ぶわぶわと膨れて、どうにも不気味でしたが、
「実は要りません」と店員さんに言えずに、
そのまますごすごと持って帰りました。
こういうときに、ぱっと、言いたいことを言えたら、
きっと楽なんだろうなあ、と思います。
あと私は、お店の中で、店員さんを呼ぶのが苦手です。
目が合うのをひたすら待っている、という感じです。
一緒にいる誰かに呼んでもらうのに慣れてしまっているので、
ひとりで居るときは不便だなあ、と思います。
その点、私の友人には、店員さんにきちんと要求を伝えられたり、
来てほしいときにすぐに呼ぶことができる人が多いので助かっています。
でも、たまたまお互い「呼べない」「言えない」タイプだったときには、
揃いも揃って待っているので、困ってしまいます。
ぶわぶわした実は結局、花よりも長持ちしましたが、
花が萎れた日に、一緒に処分してしまいました。
いい匂いの花だったのでまた買おうと、
そして今度こそ「実は要りません」と言おうと向かった同じ花屋さんには、
もう同じ花はありませんでした。
せっかくやる気になったのに、と、肩透かしをくらった気分です。
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2006年11月22日
#194
●ナイジェリアへ
また本の話です。
南米文学ブームも一段落し、
しばらく前から気になっていた脳味噌についての本も読み終わり、
好きな作家の書いた、翻訳を待てない本を読み。
種種雑多に本を読んでいますが、
この季節は読書に最適です。
春より眠くないし、天気によっては外でも読めます。
しかも夜が長いので、遊んで家に帰った後にも本が読めます。
で、初めてアフリカの小説に手を出しました。
ナイジェリアです。
タイトルは、「やし酒飲み」。
作家の名前がいつまで経っても覚えられませんが、
ちょっとはまりそうです。
国の場所も知らなかったのですが、
気になったら調べずにはいられません。
アフリカ中西部にあります。
人口も多いようです。
当たり前ですが、
行ったことのない場所の多さを改めて感じました。
というか、地球上の殆どの場所に、
私は行ったことがないんだなあと気づきました。
どうやら地球は広いようです。
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2006年11月30日
#195
●方言が危ない
年末年始は実家のある広島で過ごす予定です。
なので、同じ地元の友人たちと連絡を取り合う機会も増えています。
いつ帰る?とか、いつ会う?とか。
当然、方言で話をするのですが。
日本各地に散らばった友人の話す方言、
それぞれに何だか変化しております。
京都に住んでいる子は、「はんなり」な広島弁。
大阪に住んでいる子は、やたら関西風な広島弁。
東京に住んでいる私は、全体的に薄味な広島弁。
広島に住んでいる子は、がっつり正しい広島弁。
しっかりと「濃い」方言を話せる彼/彼女を、
私はなんだかうらやましく思います。
だんだん変わっていくんだなあと思いながら、
おじいちゃん、おばあちゃん世代の、
私たちより格段に濃い方言が恋しくなりました。