星のしずく

星のしずく

お月様の名前と由来

月齢 お月様の名前と名前の由来

  月齢    月の形      見える時刻の目安 見える方向の目安
 1~ 2前後 糸のように細い  日没後すぐ    西の地平線近く
    3前後 三日月型     夕方       西空低く
 7~ 8前後 半月型(上弦)  夕方~夜半    南~西空
   12前後 半月から満月の間 夕方~夜半過ぎ  東~南~西空
   15前後 満月型      ほぼ一晩中    東~南~西空
   18前後 満月から半月の間 夜半前~明け方  東~南~西空
22~23前後 半月型(下弦)  夜半~明け方   東~南空
   26前後 逆の三日月型   明け方      東空低く
27~28前後 糸のように細い  日の出の直前   東の地平線近く


0 朔月(さくづき)・新月
    陰暦で毎月一日の月。
朔は、月が太陽と同じ方向にあって月が全く見られないことをいいます。

1 二日月 陰暦で毎月二日の月。
    既朔(きさく)ともいわれます。
眉よりも細い月が透き通るようです。

2 三日月・眉月・若月・初月・虚月・蛾眉・織月・月の剣
陰暦で毎月三日の月。
    鎌のように細い月で、その鋭い形から霊力があると思われていたようです。

3 四日月 陰暦で毎月四日頃の月。

4 五日月 陰暦で毎月五日ころの月。

5 六日月 陰暦で毎月六日ころの月。

6~7 七日月・上弦の月・弓張月・恒月・半月・破鏡
新月から満月になる間の半月です。月が沈むとき弓の弦が上向きになるところから
上弦・上の弓張りと呼びます。また、玉鉤(ぎょっこう)ともいいます。
玉鉤とは古代中国に儀式のとき革帯をとめた玉で作ったかぎのことだそうです。

8 八日月
    陰暦で八日ころの月。

9 九日月
    陰暦で九日ころの月。

10 十日夜(とうかんや)・十日月
    陰暦で十日ころの月。
陰暦10月10日の夜には収穫を祝います。

11 十日余りの月
    十日を過ぎて見られる月の意味。

13 十三夜月・十三日月
    陰暦で毎月十三日の月のことですが、特に陰暦9月13日の月をさすこともあります。
「のちの月」として十五夜についで美しく、縁起のよい月とされています。

14 小望月(こもちづき)・待宵月・十四日月
    望月(満月)の前日ということから、小望月といいます。
また、中秋の名月の前夜ということで、待宵ともいいます。

15 十五夜月・十五日月・望月・満月・三五月・名月・天満月
    陰暦で毎月十五日の月のことですがとくに8月15日の月をさすこともあります。
    十五夜をさす言葉に三五(さんご)があり、三五の月ともいいます。
「中秋」は、7月を初秋・8月を仲秋・9月を晩秋と呼んだことに由来するそうです。

16 十六夜(いざよい)・十六日月・既望・不知夜月
    陰暦十六日の月。
十五夜より月の出が遅く、月がいざよい(ためらい)ながら上るという意味で
    その名がついたといわれています。

17 立待月(たちまちづき)・十七日月 陰暦十七日の月。
日没後、立って待っているうちに月が上ることから立待ち月と呼ばれています。

18 居待月(いまちづき)・座待月月(ざまちづき)・十八日月
陰暦十八日の月。
居待ちとは、家の中に座って待っているうちに月が昇ってくることから居待月と呼ばれています。
    十七日月よりさらに月の出が遅いという意味。


19 寝待月(ねまちづき)・臥待月(ふせまちづき)・十九日月
陰暦十九日の月。
    臥待ち・寝待ちとは、夜具に入った頃月が昇ってくることから寝待月と呼ばれています。
    19日頃には満月の月の出から4時間程遅くなることから、もはや月は寝て待つという意味です。


20 更待月(ふけまちづき)・二十日月
    陰暦二十日の月。
夜も更けてからようやく出る月と言う意味です。
亥の正刻(午後10時頃)に上ることから亥中の月とも呼ばれます。

21 二十日余りの月 二十日を過ぎて見られる月の意味。

22~23 二十三日月・下弦の月
満月から新月の間の半月で、月が沈むとき弓の弦が下向きとなることから
下弦・下の弓張りといわれます。陰暦二十三日の夜半過ぎに月待ちをすることで
願いごとがかなうといわれています。(二十三夜待ち)

26 二十六夜・二十六日月
陰暦二十六日の月。
夜半に月の出るのを待って拝したと言われています。

27 二十七日月
陰暦二十七日ころの月。

28 二十八日月
陰暦二十八日ころの月。

29 つごもり・晦日月・三十日月
月がこもり隠れるという意味の「月隠」(つきごもり)が変化した晦(つごもり)は
毎月の最終日を言うようになりました。

有明の月 ありあけのつき 朝になっても残っている月のことです。
     満月を過ぎた月は有明の月になりますが、特に下弦から二十六夜月あたりまでの月は
     風情があります。

夕月   ゆうづき 夕方見える月ですが、一般に月初めの、三日月頃の月を言います。
     紀貫之の歌に「夕月夜 小倉の山に 鳴く鹿の 声のうちにや 秋は暮るらむ」というのがあります。

二夜の月 ふたよのつき 陰暦8月15日と9月13日の月をいいます。
     この二つが一番の名月とされ、この二つの内一方を見るなら必ず他方も見なければならない
     とされていました。

雨夜の月 あまよのつき 存在しても見えないもののことです。

晦日の月 みそかのつき 「晦日」とは月末のこと。
     朔の近くですから月は出ません。
     そこであり得ないもののことをいいます。

昼の月 ひるのつき 昼間見えている月のことですが、見えてはいても存在感の希薄なもののことをいいます。

幻月  光の屈折の関係で月が3個見える現象で、非常に珍しい現象です。
   (太陽が3個見えるものは幻日といいます)


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