悠久の唄 ~うたの聴けるブログ~

2006/05/11(木)15:39

第1回 作詞スクール

作詞スクール(43)

作 詞 ス ク ー ル   テ キ ス ト  1  稚拙からの脱却 2  メロディに言葉を乗せて 3  ラブ・ソング 4  メッセージ・ソング  1   稚 拙 か ら の 脱 却  詞を書くには、まず基本的な国語力が必要です。 現在では、ある程度の英語力も必要でしょう。 唄の歌詞といっても、それはやはり文学ですから、表現力・語彙力といったものは避けて通れません。 作詞の場合は、作曲の時のように、『簡単です、誰でもできます』とは言えないかも知れません。 しかし、この講座では、それでもみなさんに短時間でプロの作詞家と変わらない力を身に付けていただけるよう、がんばって、詞を書く技術を伝授していくつもりです。 作詞スクールの場合は、このテキストを前から順番に進めて行くのではなくて、各項を並行して進めるようになると思います。 そのつもりで聴いてください。 プロの詞と初心者の詞と、どこが違うかと言えば、それはまず、初心者の詞には稚拙な所がどうしてもあるということです。 みなさんが、小学生低学年の書いた作文をみれば、未熟なあるいは幼稚な部分がわかると思います。 それと同じように、プロから見れば、みなさんの詞の稚拙な部分がわかってしまうのです。 ですから、稚拙な部分を取り除くことが、作詞家への第一歩といえます。 稚拙とはエラーみたいなものです。 さあ、どうやってエラーをなくすかということですが、本来それは、長い間文章や詩に親しんで身に付くものであり、単純にまとめてみなさんに伝えることは難しいものです。 そこで、実際の作品の添削を通して、みなさんにはその都度つかんでいってもらいたいと思います。 ただ一応、その代表的なものをあげておきます。 稚拙その1~同じ言葉がくり返されている わざとではなく、不用意に同じ言葉があると、稚拙に感じられます。 稚拙その2~明らかに脈絡がおかしい 長い文章を書くのと違って、詩では起こりにくいことですが、たまにあります。 稚拙その3~文法的に間違っている その2と似てますが、接続詞や助詞の間違いなどはよく見られます。 また英語の詞にはよくあります。 稚拙その4~表現が幼稚である これは、情景描写において、プロでもよくあります。 稚拙というのは酷かもしれません。 心理描写は簡単ですが、情景描写は難しいのです。

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