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集団の中で自分の居場所がうまく見つけられず、宙ぶらりんで、心もとない気持ちになることってあるものですよね。僕もそんな人間で、故郷を離れ、組織に属さず、宙ぶらりんで暮らしています。ちょっと変な子(笑)
でもだからこそ出来る仕事や、役割があるんです。境界線に立ち、つなぎ・仲介する役割。先日旅の途中にお参りしてきた、伊勢の猿田彦という神様も、きっとそういう「ちょっと変な」神様だと思うんです。 古事記には、天から降りてきたニニギの尊が、この地(日本)にやって来られる途中で、天の八街と呼ばれる分かれ道で待ち構えていて、道案内をした神様として知られています。 その風貌は「異形=変な子」と記されていて、天でも地でもない境界線=宙ぶらりんな位置にいるという所も勝手に親近感を持っています(笑) 「境界線にいる子が、異なる国をつなぐ」というのは、例えばハーフが、二つの国を仲介出来るのとよく似ています。アイデンティティーが、どちらの国にも完全に属せず、宙ぶらりんに感じているかもしれないけど、だからこそ両者をつなげるのだと。 先日、浜松 ayanoha さんで行った解剖学WSの主役、横隔膜もそんな役割です。上半身と下半身の境界線で、意識と無意識に影響を与える呼吸を司る「ちょっと変な子」哺乳類時代以前には喉の前面に位置していた筋肉でしたが、そんなに注目される存在ではありませんでした。 (ちょうど横隔膜のお話をしています) けれど、横隔膜は哺乳類になり、今の立ち位置=上半身と下半身の境界線に移動することで、やっと自分の居場所がみつかったのです。意識と無意識を・上半身と下半身を仲介し、つなぐという大切な役割を。まるで天と地を仲介した猿田彦のように! (横隔膜を確認するワーク) このあたりのお話は、レヴィ=ストロースが神話の解析をする際の「仲介項」という概念や、ジョゼフ・キャンベルの「ドラゴン」という概念、手塚治虫の「火の鳥」のお話など、すごく興味深いトピックがたくさんあるのですが、ひとまず置いといて 今回伺ったayanohaを主宰されている綾さんや、スタッフのみなさん きっと、つなぐ人なんだと感じました。そして今、仲介者として素晴らしい自分の居場所を創られたのだなぁと。 その型にハマらない活動で、心と身体を、理性と感性を、冷静さと情熱を つないでいかれますように! ● 公式HP Body curiosity ● プロフィール ● セラピスト向け解剖学セミナー/WS スケジュール ● ヨガ向け解剖学セミナー/WS スケジュール ● izuyoga クラス スケジュール お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 17, 2017 11:07:33 PM
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