2020/04/28(火)23:06
仏教経済学と小笠原の旅 そしてマインドフルネス瞑想
昨年10月、祖父母が暮らしていた小笠原を初めて訪ねました。
その年は病気をしたり、いろんなことがあり「これからいったいどこに向かえばいいのか?」ルーツに触れることで、何かのヒントを得たい!と思って出かけた旅でした。
片道24時間の船の旅。それはあいにくの台風の直撃を受けてハードなものでした。(満点の星空を眺めるどころではなく、大荒れのジェットコースター状態でした・・・涙)
帰りも台風の影響で、予定より2日早く出港することになり「あ~せっかく遠くまで来たのに、何も得られなかった・・・」と少しがっかりして港に到着しました。
港の古本コーナーで、何気なく手に取った「スモールー・イズ・ビューティフル再論」という本。
帰りの船のなか夢中になって読みました。シューマッハーの「仏教経済学」の概念をしっかり理解できたのはそれが初めてでした。(お寺の経営ではありません・・・笑)
それまでもスロービジネススクールという集まりに所属したり、辻伸一さんの本や、イヴァンイリイチ・開発教育など、そちら系の思想に触れることは多かったものの、とてもワクワクするのを感じました。
仏教経済学、それは社会主義と資本主義の止揚です(僕なりの解釈)どちらのいい所も活かし、悪いところを補いながら、螺旋を描き一段高いレベルで、仏教のような高い精神性をもってガバナンスすること。
特に発見したのは、その構造が「マインドフルネス瞑想」に極めて近いことです。
いい/悪いのレベルから一段高いところで、高い精神性をもって すべてに気づき、慈しみの眼差しをむけるような心のガバナンスのあり方。経営という意味では稲盛さんの経営がそれに近いと思います。
あれから1年経ったけど、そんなことを理想論や机上の世界だけでなく、現実の競争社会のなかで、やってみようと心に決めました。それがこれから進んで行くべき道なのだと!
また具体的なことは、改めてご報告します。
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