高校2年生の体験 I

義兄が持ちかけた提案とは
私に自分自身の精神の限界を挑戦してみないか?
ということだった

どんな平穏な学園生活をおくろうとも
私の受けた傷が癒えるわけでもなく
どんなに周りから祝福されようとも
疎外感は癒えることはない
それを義兄は知っていた

義兄の提案はこれが初めてではなかった
それまでもいろいろな提案を持ってきていて
私は全てをクリアしていたが
今までの提案は全て
この提案の為になったにすぎなかった

それは・・・
食欲・性欲・睡眠欲と呼ばれる3大欲を抑えるというものだ
要は食欲=モノを食べないこと
性欲=誰とも会ったり会話したりしないこと
睡眠欲=安心感を持たずに常に緊張した精神状態でいること

この状態を100日間つづけると言うものだった


私は学校のスケジュールがあるので
義兄と共に学校へ話し春休みを主に利用して
半分の50日で体験することにした

私は自分の命と言うものを軽く考えていた
死ぬということは全く怖くなかった
だからこそ今までのような行動が出来たし
自分自身を守ろうとは思わなかった

だからこの体験をする時の誓約書へ簡単にサインした
この体験は3人に1人の割合で狂うとされている
もしかすると苦しさのあまり自殺するかもしれない
しかし私はこの後に何があろうと怖くはなかった
そう私には何も捨てるものはないのだから・・・。

体験場所は山奥の小屋で行う
電気もなく灯かりもない場所
当然ながら窓もない
ただ昼なのか夜なのかわかるのは換気扇から洩れる光だけだ
食事は一日に一度だけ覗きドアの下から入れられる
その食事も少しづつ量を減らし最後には食事が出なくなる

これ以上の詳しい記述は実話「心の旅」を読んでもらいたい

ただこれを見て
知っている方や同じ体験をした方は
BBSの書き込みをしないようにしてもらいたい
私は赤裸々に書いているので
特定の方達に迷惑を与えかねないので
口チェックをお願いしますm(_ _)m


© Rakuten Group, Inc.