昨日の十五夜に思う
去年の今頃は、温泉に行っていた。十五夜のお神酒やお団子を頂き、農作物を頂いた。宿の息子さんが、「10年ぶりに晴れて、お月見が出来た。」っと言っていた。今年も、行く予定だったが、仲間の中に不幸があった為、来年に延期になった。カラオケ歌い放題で、9年ぶりに目いっぱい歌ってしまった。気持ち良かった。おととい、特定疾患医療受給者証が届いた。10枚目の受給者証だ。手術から、10年も経ってしまった。去年の温泉から帰って、ひどく疲れやすい。(明るく元気な難病患者で身体障害者だ!)と振舞ってきた。振舞う事に疲れた!。この病気は、痛みやしびれは、とれず、治療法も無い。患者は家に閉じこもる。病院に行くのは、1年に1度受給者証の医師の診断書を書いてもらう為だけに行く。今年は、低温火傷、右肩の骨折、左足の過反射による右足の捻挫。切れ目無く続いている。私も、他の患者さんのように、家に閉じこもったら、気分が楽かなと思う。でも、でも、お月見をしたい!、カラオケをうたいたい!、温泉にも入りたい!。やっぱり、わたしは、(明るく、元気な難病患者で身体障害者だ!。)でいこう。10枚目の特定疾患受給者証と一緒に、輪ゴムで束ねられた郵便物の中に、去年、泊まった宿から、「十五夜や神社の祭礼のお知らせのはがき」が届いた。外に、出ておいで、温泉に入りにおいで、とはがきが誘ってくれている気がした。