第七餃子(金沢市)
世界を食べ歩く「飲食店の脚本家&演出家」の大久保一彦、金沢の行列ができる餃子屋の「第七餃子の店」に「夢ー商通信」の取材で訪問。元雄社長のインタビューを行いました。「もしかしたら、経営誌のインタビューは初めてじゃないか」地元の酒屋さんは言っていました。第七餃子は開業して15年位して値段を上げただけで、それ以降は消費税分しか値上げをしていない。「なぜですか?」と聞くと、「私の店は学生さんをターゲットにして始めたわけで、10円、20円値上げして、儲けを優先するより、回数多く来てもらったほうがいい」この言葉に商売の真髄があるような気がした。いまや第七餃子は有名店、学生さんだけが、お客様ではない。しかし、もともと支持してくれた大学生が来れてはじめて意義があるというのだ。そして、第七餃子には毎日10人以上のアルバイトスタッフが勤務しているが、給料は日払いなのである。お金でトラブルが起こるようではまともな商売はできない。トラブルを起こさない最高の方法は日払いだ。だから、バイトがバイトを連れてくる。毎日、日払いで払うのは大切だが、信用を重んじる姿勢に感銘した。ご夫婦にお会いしたが、繁盛してあたりまえに感じたのは、私だけでは無かったと思う。メニューには焼き餃子、蒸し餃子、ホワイト餃子の3つしかない。「第七餃子の店」