カテゴリ:大久保一彦の野草のワークショップ
尚文 @群馬県みなかみ町 ~“山人料理”の宿にフランソワと
フランスのコンクの『ル・ムーラン・デ・カンベロン』というレストランのオーナーシェフ、エルベ・ブッセに行った時にたまたまセッションで来ていたコンサルタント?の紹介を受け、名刺交換をしました。フランソワ・クープランです。 そのフランソワから、「日本に(初めて)行くのだが、会えるか」というメッセージが届きました。 まあ、人の出会いは偶然だから、その偶然にのってみようと、成田空港にピックアップへ。 事務所の西川アソシエイトが頼んでもいないのにフランソワについて調査をしてくれて、フランスでは90冊も著書を出版している有名な植物学者だと。 後でわかったのですが、植物学者と言っても、野草を料理へ活用してもらうための研究の第一人者です。 そして、星付きレストランの仕掛け人としてフランスではとても有名で、アラン・パッサール、パスカル・バルボなどですね。 その中でも、ミシュラン三ツ星&ゴー・ミヨで20点のレストラン二件のレストランを輩出したマルク・ヴェラとのコラボレーションはとても凄いですね。この偉業はレストラン史上でも唯一でしょう。 さて、成田空港で朝イチでピックアップに参ります。 到着したフランソワは大きなキャンパーの袋のみで身軽です。 車に乗り、今日の宿はどちらかと聞きました。 いや、ノープランですとな。 大久保の家の庭にテントを張らせてくれとも。 おれは、インディアンと荒野で暮らしたとも。 す、っご! 私の家はベランダ狭いし、目白の事務所は山手線の目白駅を見下ろすとことだし・・ どこにしようかと思案して、せっかくですら、マタギの阿部ちゃんの山人料理の宿『尚文』にしましょうと思いまして、フランスで『ミェル・ブラス』や『レジス・マルコン』などを一緒にまわった水上のワイン屋さんに瀧澤さんに連絡します。 そして、お部屋も確保できまして、水上へ高速を飛ばします。 道中、お互いセカンド・ランゲージの英語でやりとりして、フランソワがなぜ野草をやるのか聞きました。 そして、野草は人口爆発に備えて「食糧難を救う」とのこと。 腑に落ちた私は、野草に取り組もうと思ったのです。 尽きました。 ゴールデンウイークを目前に霞と桜がとても綺麗です。 桜と霞のハーモニー、まさに日本の美! 早速、野草採取です。 阿部ちゃんはしきりに“サンサイ”といっています。 フランソワの言う野草とサンサイは概念が違うのですが、いいでしょう。 まずは店主と今日の夕食の山菜を取りに山へ! フランソワは自生している草に興味を持ち中々進みません。 1メーター進むのに10分かかります。 丁寧に安部ちゃんが説明をします。 フランソワも野草とりに参戦です! 私はブッシュのなかには行きません。 さあ、ウエルカム・ディナーです。 今回お世話いただいた「伝説のワイン商」瀧澤さんと 私と瀧澤さんはフランスの三ツ星マルク・ベラに行きましたね。 フランソワはメモ魔です。 わっと?の連発をします。 うーむ、語彙不足です。 風情のある宿です! 人気があります。 そして、翌日、奇跡が起こります。 尚文 群馬県利根郡みなかみ町網子277 電話0287-72-2466 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.31 13:51:40
[大久保一彦の野草のワークショップ] カテゴリの最新記事
|
|