カテゴリ:経営者のための連続コラム
「飽きられない」で長らく存在しているのは、商品の組み合わせを変え、「なにかありそう」という空気を作り続けているからということが大きいです。
常に時代にあわせて、お客さんに「何かありそう」という演出を繰り返しています。 例えば、昔でしたら、100円で売っていない日用品や文房具主体でよかったのですが、今では、食器あり、食品あり、いろいろなものがあり、「へぇ、こんなものおいているんだ」と驚かされることがあります。 店に常に新鮮な魅力を与えるには、新しい発見がないといけないのです。 そして、それは商品そのものの魅力より、オーナーやスタッフの心に移ります。 客商売をしていて、同じお客様にずっと喜んでいただこうという心を維持することは難しいです。 私も会員制度をとっていますが、どうしても目が届かなくておやめになってしまうことがあります。 「なんでも相談にのれたのに・・」と強く思いますが、それは私の責任です。 そんなときに、「残念な結果になり、申し訳ないな、もっとしてあげることはあったのに」と思うのです。 ところで、イメージを固定してしまった店より、何を売っているかわからない」くらいの店のほうが、このコーディネートする商品の差し替えが利きます。 新しい、魅力的なコンテンツを探し、店に息吹をしのばせると言えるでしょう。 お客様も、さりげなく売場にいろいろなことがあるわけですから、オーナーの喜んでもらいたいと言う気遣いが伝われば、「なにかあるかな」と宝を探すように行動します。 私は、このやりかたを「宝探しの術」と呼んでいますが、これこそが、人口減少の時代に長く店を続ける切り札になるのではないかと思います。 大久保一彦の本もよろしゅう 【送料無料】小さな飲食店が成功するための30の教え お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.11 08:25:40
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