テーマ:日本料理(368)
神在料理 わたなべ(島根県出雲市)
「食の演出家」の大久保一彦は、引き続き出雲に出没中です。 今日は、出雲の農家コーディネーターの森山さんのおすすめの和食店に出没することにしました。 店名は『神在料理 わたなべ』です。 料理長の渡部洋二氏は花外楼、北乃大和屋、萬亀楼、灘萬など経て、お父様のお店をつがれたそうです。 では、早速審査に入りましょう!! 先付 上にのっている魚の煮凝りがすばらしい逸品です。 前菜 テーブルに料理がおかれた瞬間に「おっ!」と思うことがありますが、『わたなべ』の前菜もまさにその言葉通り。綺麗で繊細なのがわかります。 一品一品がすばらしいです。 帆立のしんじょうの椀。 出汁の香りが華やかで、遅れて青柚子の香りがきます。 そして、ふわふわで味わいのあるほたてのしんじょう。 料理人の“おいしさの落としどころ”がぐぐっと伝わってきます。 そして、食べ終わってもやまぬ余韻!! 前味、一口目、中味、後味・・まさに美食の極みです!!! しかも、渡部氏はおくゆかしく、クールに厨房でしごとされています。 料理人の美学ですね。 内側はこんな感じです。 刺身は平目と鯛と障泥烏賊。 白身の〆方は京都の料理人らしいです。 障泥烏賊の包丁の入り方が最初の歯ごたえとねっととしたふたつの食感を演出しております。 鯛の白子の蒸し椀。 中に白玉がアクセントに入っていてこれも技ですね。 名物の鯛茶漬け 夏の京都を思い出します。 すばらしい料理でした。 次回は特別料理を審査しましょう! 神在料理 わたなべ 島根県出雲市今市町971-27 電話 0853-22-0141 ※残念ながら閉店しました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.15 11:27:58
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