テーマ:フレンチ(282)
カテゴリ:大久保一彦の一つ星の店、ホテル
「食の演出家」の大久保一彦は青山一丁目に集結しております。
赤坂界隈に最近オープンした『ライラ』です。 今日セッティングしてくれた某○付け誌の元○員一押しの店。 集まったのはフー○・アナ○ストの淑女、などなど・・ なるほど、食べログを見ると開店以来、人気急上昇のようです。 ホームページによりますと、 “その日にしか入らなかった新鮮な食材、産地から直接届けられたレアな食材など通常のレストランでは組み立てづらい食材を存分に生かして、その日、その時、そのテーブルにしか存在しない唯一のコース menu carte blanche(フランス語で白紙のメニューという意味)で提供させて頂きます” とあります。 早速審査開始。 お品書きを見ると、白紙のメニューには料理(作品?)名と食材が書いてあります。 店は青山一丁目から赤坂駅方面に向かった場所。 最近も、この辺で居ぬき物件の案内があった。 作品名? “ラディ ブール” ゲランドの塩 山形県庄内産の指定農家のラディッシュ 丸いドームは内側が空洞のバター。 作品名? “サーディーン” 石川県産のイワシのプラチナ仕立て。 鰯を藁で燻製して皮をはいで上にプラチナ箔を載せたもの。 プラチナは輝いていてとてもきれい。 女性人絶賛の前味リッチな一皿。 作品名 “イベリコプレッサ” 宮古島の赤オクラ、大分のグリーンピースと、柚子こしょうのコンディモン この料理を食べながら、カンテサンスを思い出す。 パスカル・バルボ、昔のアラン・パッサール・・・ 作品名? “レギューム 大地の皿” 焼きキャロットのピューレとゴボウの土、玉ねぎ、タイムのエミュルッション この料理は、ハジメに通じるところがある。 つまり、ミッシェル・ブラス。 いずれにせよ、友人のフランソワ・クーパンを思い出す。 マルク・ヴェラも 作品名? “カニサン” 山形県産のアスパラ、フランス産のアスパラソパージュ、宮崎県産の天然サワガニ ホエーと米麹のソース 先日アスパラ二種の組み合わせは敬三さんところで食べたにゃ 作品名? “まさにミズ!” 大分県産の天然一本釣りの真鯛、 庄内のミズ 北海道のアサリ ミズのソース 野草を使うのが最近のフランスのひとつの流れ、火入れの妙? ブルゴーニュの赤で合わせる 作品名? “モンペリアル牛のリブロース イモのコンフィ” フランス産モンペリアル牛のロティとそのジュのソース 作品名? “プチシュー マンゴーパッション エキゾッチック” クレームショコラブラン メキシカンマンゴー グラスバニーユサレ 価格は非常に安いと思います。 (逆にこの席数で経営を心配してしまいます)。 全体的な印象として、この店としての“個性”はどうなんだろうと思いました。 もっとぐっとくるアイデンデティティがあるといいようには感じました。 人生いろいろお店のいろいろ 女性が好みそうです。 ライラ 東京都港区赤坂7-5-34 インペリアル赤坂フォーラム 1F 電話 03-6441-2096 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.17 16:01:21
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