カテゴリ:大久保一彦の二つ星と三つ星の間
≪通いたくなる穴場≫鮨なか(広島市中区)@「食の演出家」大久保一彦のブログ
「飲食店のための勉強代行業」の大久保一彦は、広島の二日目でございます。 今日のランチは鮨のお勉強をしようと『もち月』へ電話。しかし、(おそらく新規の)ご予約は前日までと断られました。 それも自然の流れ、広島で寿司屋の勉強をどうしてもしたかったため、他の店を食べログで探すことに。投稿の写真がおいしそうな店を発見。 早速、『鮨なか』に電話。ところが昼は貸切という返答で、今日は鮨の勉強はだめかなと・・・ そして私は途方にくれかかっていると、「少し時間をずらしていただければ、大丈夫」と嬉しい返事が返ってきました。 このような対応をする店は札幌の『田なべ』以来ですね。 こういう店は外さないでしょう。 本当、裏路地にあり、しかもセットバックしている店です。 腕に自信がある程度ないとできない芸風です。 早速店内に入ると感じのよいおかみさんが対応してくれます。 ちょっとぷろっぽくないところもいいですね。 ご主人も感じがいいです。 店はやむなく掘りごたつ型のカウンターにしたとかですが、個性的と言えば個性的です。 今日は、そのカウンターに座ります。 貸切をしていた奥様方ちょうど食事が終わろうとしていたときでした。 お急ぎの元氣のよいご婦人がバタバタとかえっていきました。 カウンターに座ると、ネタケースの中にはおいしそうなネタが並んでいます。 中でも身厚なのがわかるサヨリと右端にあるワタリガニが目立ちます。 まずは燗酒を注文です。 おまかせの鮨を注文はしたものの、ワタリガニは昨日恵比須軒でも卵白で閉じて出てきましたので、気になり、勉強代行業の身ゆえ、注文。 関東の私はあまり渡り蟹を食べないが、内子がうまいことうまいこと。 勉強になります。 まずは表面を炙った烏賊からスタートです。 続いてトロ。縦目に包丁が入っており、刷毛塗りした煮切りがいい塩梅にささります。 地鮃 塩で。 色合いをみるとかなりねかしているか、昆布〆にしているのかなと思いましたが、食感も残りいい〆加減です。 地ものサヨリ 身圧です。味もしっかりしています。大きさを見たらかんぬきではありませんでした。うまいです。 地鯵。脂がほどよくのっていてうまいです。 煮穴子 塩 香川のたいらぎ 赤貝 車海老 ミニいくら丼 雲丹 山口萩 赤身 玉子 鉄火 以上がお決まりです。 貝ひも 煮穴子 タレ ゲソ みる貝二種 まだ二年目というから、これからですね。 中高年起業ということで応援したい店であります。 予約すればふぐコースやクエコースもあるようです。 おすすめの一件です。 鮨なか 広島県広島市中区大手町2-6-8 102 電話 082-578-6438 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.15 11:25:48
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