“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

2015/11/02(月)10:50

あごおばさんの健康弁当

今日の大久保一彦のしごと(1092)

 松江に“あご弁”と呼ばれ、愛される手作り弁当があります。 実は、このキャラクターの産みの親は私です。 ストーリーとしては、「あごを食べ過ぎて顎が大きくなった“あごおばさん”」  “下町ロケット”のような話ですが、10年ほど前、食中毒やらで、価格競争やらで、こちらの会社は厳しい環境にありました。 HACCPの導入をすすめる加藤光男先生より、こちらをなんとかして欲しいと紹介を受けました。  私は、このエリアの宅配弁当店の環境分析をしました。 価格競争、過当競争になっている → どこの業者がどう違うのかの認識がない 価格競争の原資は、卸の在庫処分品 → 安さが軸での営業フレームの当然の結果 形式的な栄養計算。  苦境に陥ったときの私の方程式。 「どうせ潰れるなら、やりたいことをやりきって潰れよう!」  そこで、どの弁当屋もやっていなかった、すべて手作りを目指しました。  なぜ、手作りにしないか? それは、食中毒のリスクがあるからです。  まず漬物 →ソルビン酸漬けの既製品が安全です。 ~常温でも一日持ちます。  その全部手作りの決意を、「料理上手、味見大好き」なあごおばさんに込めました。  しかし、あれから十年、フレームというのは歪みます。 写真をご覧ください。  “未来像”を維持することは大変です。 だから、定期的なチェックが必要なのです。 だかこそ、塾生に訪問指導、セッションをつけたわけです。

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