テーマ:おいしい【お鮨】めぐり(344)
カテゴリ:すし協同研究所
鮨は既知で食べる
「大久保さん、おいしい鮨屋を教えてください」と良く聞かれます。 でも、この答えはとても難しいです。 まず、それぞれにご予算があり、そのご予算で鮨屋選びは大きく変わります。 もし、鮨を予算も気にせず食べられるなら、その次は、既知と好みで変わります。 既知とは、それまでに体得した知識です。 経験を伴う既知であれば、それはとても強いです。 このコラムで、天然本マグロの「上質な鮪の鉄分に由来する香りと爽やかな余韻ある酸味」という言葉が出てきますが、そういうものがあるというのを知っていて(既知)、かつ、体験を重ねなていなければ、インドマグロや畜養マグロの濃厚なトロのパンチある味わいのほうがおいしいと思うでしょう。 それに、好みもあります。 好みはある意味、既知と思い込みの面が大きいです。 でも、既知を重ねると、本来の魚おいしさがわかるようになり、今までそうは思わなかったことすら、おいしく感じることがあるのです。 また、背景にある労力や、魚の仕入れ値の高さを知ると、数万の鮨でも仕方ないと思うと想います。 これも既知によるおいしさです。 ただ、全部の店にピンの食材は入っていないので、それを見極めるのもの既知です。 既知と審美眼を磨いていないと、支払った大金は無駄金になってしまうのです。 本日のおすすめ 木村式自然栽培米朝日 発芽玄米ごはん 1パック(180g) 木村式自然栽培米朝日 発芽玄米ごはん 10パック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.23 08:06:44
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