2020/01/29(水)13:21
《完成度の高いフレンチを白亜のホテルで》ロルキデ・ブランシュ@福岡県宗像市
《完成度の高いフレンチを白亜のホテルで》ロルキデ・ブランシュ@福岡県宗像市
そうあれはクリスマス前くらいのころ、同窓のうなぎ屋の大将から、
「地中海のリゾートホテルを思わせるデザイナーズホテル。
高級感漂うオーシャンビュールームで波の音に耳を傾け、
本格フレンチに舌鼓を打つ、贅沢な休日を過ごしませんか」
そんなコンセプトのこちらのホテルでデネしながらお勉強しませんか、というオファーがありました。
せっかくですので、そのお誘いにのってみます。
その場所は、兵頭賢馬先生の『ロルキ・デ・ブランシュ』です。
まずは、兵藤先生の受賞歴から・・
2014年4月
「第7回エスコフィエフランス料理コンクール」第3位
2015年9月
「第49回ル・テタンジェ国際料理賞コンクールジャポン」準優勝
2015年10月
「ボキューズドール2017日本代表選考会ひらまつ杯2015」準優勝・奈良県知事賞受賞
「ボキューズドール2017 TEAM JAPON」選出
2018年6月
「ダイナースクラブFRW2018 次世代を担う16人のフォーカスシェフ」に選出
2019年10月
「パテクルート世界選手権大会2019アジア大会」第3位
2019年10月
「ボキューズドール2021日本代表選考会ひらまつ杯2019」準優勝
本日は1万円のコースにしてみました。
まずはシェフがコンクールでゆかりあるTAITTINGERから・・
最初のお皿は、兵藤先生のスペシャリテの「パリソワール北海道産のウニを添えて」
「パリソワーレ」という料理は1960年代の名料理人、故志度藤雄氏のスペシャリテ。
オリジナルは、ヴィシソワーズとコンソメスープを冷やしてスープに含まれるゼラチン分あるいは少量のゼラチンを加えてゆるく固めたものとを、ガラス器に交互に注ぎ入れたものですが、コンソメを絶妙なテクスチャに泡立てて、ジャガイモのピュレにあわせた変形版。
弾力があり立体感のある泡に北海道の雲丹とキャビアの組み合わせでゴージャスにしてあります。
コンソメとジャガイモがバランスよく、これだけで十分うまい。
雲丹とキャビアはリップサービスみたいなものですね。
三段重ねにした、宗像産の蕪と玄界灘のヒラマサのカルパッチョ
宗像の苺と甘酒とシャンパーニュのソース
このヒラマサと苺の甘酸っぱさの組み合わせが素晴らしいです。
2016 Domaine BOTT GEYL Riesling Les Elements
下仁田ネギのブルーテ
カダイフは、コニャックにつけた海老
濃厚かつ味わい深いソースとカダイフの食感が良い
本シシャモのベニエ
三色のカリフラワー
シャルキティエールソース(白ワインとバターと粒マスタードのソースに+ジャポネソース)
ヘーゼルナッツオイルのパウダー、唐墨のパウダー
鮟鱇鍋をイメージしている鮟鱇の魚料理
鮟鱇だしベースにした生のりのソース
ミニ白菜と宮崎のジャンボ椎茸
うまい
2015 Bruno Desaunay-Bissey Gebre-Chanmbertin
メインはブレス地方の鳩
胸をベースに、腿のミッチとジャンボ椎茸のコンカッセをまとわせて低温で火入れしている。
ブラックペッパーとジュ・ド・ピジョンをベースにしたソース
焼き野菜とレバーを塗ったバケットを添えている。
火入れよく、うまい。
アヴァンデセールは・・
季節のフルーツのサングリアをイメージしています。
タルトシトロンをイメージしたレモンのタルト
レモンの酸が聞いているグレードディプロマット
チョコレートのアイスとレモンのチュール
酸のアクセントがすばらしくうまい。
これは安くてうまい~
さすがは兵藤先生という感じでした。
また来たいレストランですね。
そうそう、今度はおいらの鳩を持ち込みたい。
ロルキデ・ブランシュ
〒811-3501 福岡県宗像市神湊600 オテル グレージュ
電話 0940-38-7700
本日のおすすめ
[2016] エシェゾー V.V(ブリューノ デゾネイ ビセイ)Echezeaux Vieilles Vignes (BRUNO DESAUNAY-BISSEY)