カテゴリ:長山一夫器美術館(解説付き)
前田青邨、紅白梅図写し扇面皿 36.5✖️32✖️2
大好きな日本画の中でも、青邨の紅白梅図は別格で大き目の扇面皿に写すことになつた。 40年前に陶芸を始めた頃、たったの2年目での無謀すぎる大挑戦だった。 四方八方に自由奔放に伸びる古木の枯淡な色調には、鉄を濃淡を付けながら置いてゆく。 紅梅はタンパンで、白梅は白化粧で。左右の隈取りには呉須と青磁を吹き付ける。 最後に祈るように透明釉に潜らせる。 長年、節句の季節と共に飾られ、破損欠損の憂き目に会いながらも、金継ぎで華やかに化粧され、愛おしくも健気に、今もま現役で生きている。 カメラマン: 与田弘志さん 長山一夫器美術館リンク: https://www.daisan-harumi.tokyo/gyarally.html お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.12.06 23:25:45
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