2022/04/09(土)09:08
CH.30 メニュー論 その8 つかみのメニュー
CH.30 メニュー論 その8 つかみのメニュー
~『四方よし通信』2015年6月号より
1-3-2 看板商品(つかみのメニュー)
1-3-2-1 看板商品(つかみのメニュー)の役割
見込み客を来店させるために、あるいは新規客を顧客として再来店していただくためには、店の独自性と価値――すなわち、「ここでしか体験できない」、「わざわざ来る価値がある」ということを伝えないといけません。
そのときに役立てたいのが、“わかりやすい”つかみになるメニュー、すなわち、看板商品です。
しかし、「味が(最初から)わかる人はいない」と私が口癖のように言うように、あまりにもマニアックな部分を追求すると多くの人を真の目的、すなわち、自分たちの未来像に結びつけられません。
「正論を振りかざす者は、正論にたどりつかない」という普遍の真理があるからです。
ではどうするのかというと、多くの人がおいしいと感じるストライクゾーンの広い料理を看板商品に仕立てて、まず信頼を得ます。
そして、店とお客様の関係が師と生徒として進められるタイミングになったら、正論を小出しにするのです。
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