“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

2023/05/15(月)16:33

元祖 鴨南ばん 本家 @湘南台 ~8代目に受け継ぐ鴨南ばんの専門店

蕎麦店開業協同研究所(70)

元祖 鴨南ばん 本家 @湘南台 ~8代目に受け継ぐ鴨南ばんの専門店  無化調のかえしができあがったというので、但馬玄から抽出した牛骨スープでラーメンの試作をすることになり湘南台まで。 せっかくですので、以前鴨農家のそば屋をプロデュースしたこともあり鴨なんばんの専門店があるということで當店で勉強することに。  まず、食べログのレビューを見ていますと、「トントンマン」さんのレビューに當店の縁起が書いてありました。 以下引用 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 鴨南ばん(鴨なん)そのものの由来については、当店のHPに詳しく書かれていますが、その興りは江戸時代の文化年間(1810年頃)と言いますから、11代将軍家斉の時代になりますね。 日本橋馬喰町の鞍掛橋(日本橋小伝馬町と馬喰町の間を流れていた浜町川に架かっていた橋)の袂で営業していた「笹屋治兵衛」という蕎麦屋が長崎の南蛮煮をアレンジして出したところ評判を呼んだことが鴨南ばんの嚆矢だそうです。 その笹屋治兵衛の3代目が「元祖鴨南ばん」の屋号を名乗り、そのお店は関東大震災で被災しますが4代目が浅草橋寄りに移転再興して、以降この屋号を引き継いでいくことになります。 その後、5代目の時に妻が「鴨せいろ」を考案し、各地に支店もできたため店名に本家をつけて現在の店名(元祖 鴨南ばん 本家)となります。 当地湘南台に店舗を移転したのは、2007年(平成19年)のことで、7代目がご当主の時代ということになり、現在は8代目が200年を超える「鴨なん」の歴史を継承しています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここまで 大変歴史ある店なんですね。 店内は歴史のある店らしいオーラがあります。 接客も品よく、感じよいです。 「治兵衛の鴨南ばん」(本鴨1,650円)は初代治兵衛さんが考案した鴨南ばんを再現した蕎麦だそうです。 鴨せいろ(合鴨1,200円)は五代目の妻トイさんが夏場の暑い季節で食べられるよう考案したとのことです。今日は「本鴨せいろ(1,650円)」をいただくことにしましょう。 本鴨せいろが来ました。 蓋がされて到着です。 本鴨は五切れと短冊の葱。 当時を再現したからか本鴨はやや固め。 とても上品な味わい。 葱はテクスチャーが良い。 細打ちの蕎麦はのど越しが良いが品の良いもりのため、おかわりをお願いする。 おかわりそば しかし、二枚だと多い。 想定通りですが。 蕎麦湯を入れて、これがなかなか香りが良い。 湘南台というある意味、不毛の地でがんばっていらっしゃいますね。 おかわりそば入れて会計は2,050円。 本鴨の鴨せいろにしては安いですね。 元祖 鴨南ばん 本家 〒252-0804 神奈川県藤沢市湘南台2丁目22−17 電話 0466-45-5033

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