2022/11/27(日)11:08
子育て爺[15-1]自転車の練習(番外編)
自転車の練習(番外編)
あいりん0206さん(http://plaza.rakuten.co.jp/ayuayuhikaru/)から「5歳の娘がブレーキが出来なくて転んでしまい、それから、自転車には乗らなくなりました」というコメントをいただきました。(あいりん0206さんのお子さんには少し時間を置いて、恐怖心がなくなってくるのを待つのがいいと思います。そして、乗ってみたくなったらブレーキの練習から入るといいと思います)
そういえば、前回(子育て爺「[15]自転車の練習(後編))、ブレーキのかけ方の練習について、詳しく書いていませんでしたので、急遽、ここで追加をさせていただきます。
たしかにブレーキは難しいものと思います。ですが、手順を踏んでお子さん自身が納得のいく練習をすれば、かなり正確にブレーキをかけることができるようになります(理想的なブレーキのかけ方は大人でもけっこう難しいと思います)。
最初は、お子さんの力でブレーキがかけられるものか、そのテストをします。自転車には乗らないで、両手でハンドルを持ち、自転車を押していきます。そして、自転車を動かしながら、ブレーキをかけてもらいます。
これで、押しているにもかかわらず自転車が動かなくなれば、お子さんはブレーキをかけることができたわけです。
それが、できなければ、(1)お子さんの指がブレーキに十分に届かない。(2)お子さんの指の力が、まだ、ブレーキをかけるには十分でない。(3)自転車のブレーキの調整が正しくできていない。のどれかになっていると思われます。
この原因を突き止めて、解決するまでは、自転車に乗る練習はできないことになります。
自転車を押しながらブレーキをかけて、十分に自転車が止められたなら、次の練習に入ります。
お母さんが後ろで自転車を倒れないようにもち、お子さんに自転車に乗って(サドルに腰掛けて)もらいます。このとき、ブレーキをかけやすいように、お子さんの手はブレーキレバーに指をかけてもらいます。お母さんがゆっくりと自転車を動かしながら、ブレーキの練習です。おかあさんの「はい」の合図でお子さんはブレーキをかけます。「ブレーキゆるめてー」でお子さんはブレーキをゆるめます。
この、「はい」と「ゆるめて」を繰り返して、自転車を動かしたり(お母さんが)、止めたり(お子さんが)します。
これは、スタンドの付いている自転車であれば、スタンドを立てて、自転車を動かさないでやる練習ができます(足は自転車をこぐともっとブレーキをかけている実感をつかめるでしょう(でも、スタンドが立っていますから自転車は動きません)。
できるようになったら「あなたは、ちゃんとブレーキをかけられるようになったわね」と言って自信を持ってもらいます。
自転車に乗れるようになりました。
今度は、ちゃんと自転車に乗って、ブレーキのかけ方の練習です。
学校の校庭のような広いところで練習をします。大き目の円を描くように走るといいでしょう。
お母さんが「はい、止まって」「はい、走って」と大きな声でいいます。
お子さんは、それにあわせて実際に走ったり止まったりの練習をします。
これで、お子さんは自信をもって自転車の動かす・止まるができるようになります。
でも、坂での練習は、しばらくはしないほうがいいでしょう。はじめる場合は、坂の下のほうでスタートさせるといいでしょう。これに慣れたら、もう少し上からの練習。それぞれ、繰り返しの練習が大切です。
ブレーキがかけられるようになったとしても、車や自転車や人でいっぱいの公道での走りは、交通法規の勉強も必要ですから、くれぐれも、交通事故にあわないように、十分な注意をしてあげtください。
交通事故にあわないようにするためには、「駄目!」と言う言葉は、いやというほど使うのがいいと思います。
普段は「駄目!」を使わないことにしているのであれば、ここでの「駄目!」は、効き目はあると思いますが、それでも、何かに気をとられると、常々言われていることでも忘れてしまって、思わぬ行動にでることがあります。
交通事故に対して、大人は、小さい子に対して口やかましくあるべきです。
お手数ですが「子育て爺「[15]自転車の練習(後編)」と合わせてお読みの上、試していただければ幸せです。
ーつづくー