::::[子育て爺]::::

2022/11/27(日)10:40

子育て爺[31]「朝、眠くてしょうがないんだ」

出産・子育て(460)

「朝、眠くてしょうがないんだ」 子育て爺[19]_信号を察知_ のような状態になりました。普通の話をいていた後、ちょっと話が途切れたときに、「何か困ったことはない?」「いじめられていない?」「いじめていない?」と聞いたところ、「朝、眠くてしょうがないんだ」といいます。この場合、「早く寝たらいいんだけど、何時ごろ寝てるの」と聞くのが、普通だと思います(それはそれでお話を聞いてください)。 もっとも、お母さんはそんなこと知っていることだし、お子さんからこのような「困りごと」も言うこともないでしょう。 きっかけは、「朝、起きるのつらそうね」とお母さんが切り出しているのかもしれません。そのあと、お子さんがはっきりとしない態度でしたら、次の会話があるといいのです。 「大人の人(お父さん)が、ちゃんと、朝起きて、会社に行くでしょ(仕事をするでしょ)、あなたは、、いま、その練習をしているのよ」 「食べ物を買ったり、ガス代や電気代を払っているお金は、お父さんが仕事をしてもらってくるの」 「知っているよ。でも、僕たちも仕事をするの?」と、今にでも仕事をしなけりゃならないのか不安になったのか、お子さんが言ったとします。 「そうよ。お父さんやお母さんは、年をとったら死んじゃうでしょ。その頃には、あなたたちは大人になっていて、とっくに仕事をしててくれないと、あなたは食べていけなくなるし」 これは、もう、立派な「子離れの言葉」です。お子さんに独立心を芽生えさせるのです。 こんな話は、いくつごろから言ったらいいか。それは、心身ともに健康に育っているのなら、制限はないと思いますけど。機会があったら、いつでもいいのです。 ただし、暗く、感傷的に言うのではなくて、あっけらかんと言い放つのです。 そして、「まだ、ずっと先のことだけどね」と、言い添え、ニコッと笑顔をみせてあげてください。 「なに、これ、「ニートにならない教育」だったの」とびっくりしないでください。 実は、子育て爺[8]_蟻さんと遊ぶ_ の、強くつまんだ蟻さんが死んでしまった時から、「命の大切さ」を知ってもらっただけでなく、「ニートにならない教育」にも、「蟻さんの死」が生きているのです。 「こんな小さい子に、そんな深刻な教育をすることはない」「大きくなっていけば、わかっていくことだし」 「おなかを痛めたこの子に、「子離れの言葉」なんて、言えたものじゃない」かもしれません。 でも、機会があったら、言うべきです。言うのがお勧めなんです。 ーつづくー

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