舞台について語ること。

宝塚のほかにもいろいろ観てしまいマス。OGさんのものもさすがに(笑)多いですが、まったく別路線(?)のストレートプレイも結構観ちゃってるかも。お金ないのに……。

 久しぶりに劇場にお芝居を見に行きました♪ なんで久々なのよ~う(涙)ワルプルギスの音楽劇『ファウスト』、世田谷パブリックシアターです。白井晃氏の演出――らしいお芝居でした。仄めかしが私、波長合うんですよねー、白井さんとは。と思っているんだけれど、今回の舞台セット、映像を使うのは今ひとつ……のような。特別空間感が薄れてしまい、テレビを見ているような感覚を受けてしまったかもしれないでした。ファウスト役の筒井道隆くんは、いつも白井さんが彼にふる彼らしい平さを生かした役では決してなかったために、私にはダメでした。ファウスト的な、欲求や絶望や閉塞を、もっと表現できてもいいのにって思っちゃった。石井さんの悪魔は良かったよぉん。トート閣下かと思ったよー。凄い凄みだった、うむ、よし!(笑) 音楽劇は彼でもっていたですな。床嶋桂子さんのヘレナはもーとにかくびっじーん♪ だしなにしろ立っててキレイ、動いてキレイ、歌ってキレイだったのでうっとり……。そしてそして特記すべきは篠原ともえちゃん!! 正直ここまでお芝居が訴えるとは期待していなかったから、驚いちゃいました。感激ー♪ 聖女マルガレーテから、愛に目覚めて堕ちる女へ。さらに最後は狂い幻を見る……なて、それぞれの場面に説得力があって、移り変わりがスムーズで深く複雑な一人の人間を、ともえちゃんてば最高よう!!なんかびっくりしたよ。こんなとこにすごい女優がいた……って感じ。ぜひとも! 舞台に立ち続けて欲しいですぅぅ。歌も上手だし。あとは衣装がかわいかったのとー、音楽が中西さーんって感じだったのと、みなさん歌が心地好かったデス。あと、会場が寒くてちょっと風邪をひきました(爆) 20040320

 アートスフィアまで久々行きまして、韓国からやってきたパフォーマンス、『NANTA!』を楽しんできました。やほー♪ 以前から気になっていた公演だったのですけどなかなか自らチケットを取るまでには情熱度が至らず、今回友人に誘われましてのお楽しみになったとゆーわけです。りんかい線が走ってからは天王州も近いわ。オモシロかったですよ♪ 観客参加型です♪(しかし私はリズムが鈍い) 彼らの技術の高さからは目が離せないし、4人の料理人+支配人な厨房設定なのですが、キャラタイプ配置もお約束で落ち着きました(笑) すごいカッコいい5人でしたよ~。観たいけど面倒くさい、と思っているあなたはぜひ、近場でやるなら行ってみてください。たのしーい大笑いの時間が過ごせますよん。 20040528

 シアターサンモールで行われたお芝居、鈴置洋孝プロデュース『恋の片道切符』を観てきました。東京駅のホームを舞台に、夜行列車ムーンライトながら号に乗る乗客たちをネタにした(いいのかこの言葉)笑って迷って困ってほっこりするというストーリーです。(←私的感想です、これも) いかにも! という演劇的始まりにはワタクシ遠ざかりましたが、CDを手販売で百万枚売ろうとするあおい嬢の出現に引き込まれました。駅、と言ったら恋人たちつーことでベタなほどの恋人発展先未定の若者たちにもちょいと辟易したけど、それがないと時間と年齢層幅が狭くなるのかな。結婚式をどうするかのカップルも出てきましたが、演出しては得意なのは10年別れの余韻に浸る男や、鉄道マニアの男、車掌さんの使い方だったのでは。と思います。つまり、年齢層高し? あおい嬢とホスト君のノリは最高に笑ったけど、やっぱり高いし(笑) ヘンに今時を狙うことはなかったんじゃなかろうか。「なんとなく」な若者の発言も、年齢上の人が作った設定の感じしたし。駅にはいろいろエピソードがあり、ドラマは生まれるものなのですねと、このお話の中心点はそれなんですけど、消えた夢がめぐって帰って来る廃駅のラストシーンはじんとしました。駅がなくなる電車が走らなくなるとゆーのは、苦みばしったノスタルジアの向こうです。 20040603

 能楽堂でびゅう。10日のことですけど宝生能楽堂にて狂言小劇場を楽しんでまいりました。狂言は私は中学生の時以来でした。わくわく。演目は「蚊相撲」「鱸包丁」「梟」の三本。どれもおもしろかったのですけど、「梟」は特におかしかった! これはお薦めです。爆笑です。やはり独特の台詞回しなので聞き取れないところもあるのですけれど、慣れてきたらわかるようになると思うし、意図は違うと思いますが同じことをそれぞれが繰り返してくれるのでありがたい(笑) それに動きでたいていはカバーされていますし。本編も楽しかったですが、最後に後見の方が「笑うことこそすばらしい」(のような意味内容のこと)と謡ったときに、ちょっと感動いたしました。うむ。笑いは必要なものですよね♪ 能楽堂って雰囲気も良くて、『花よりも花の如く』(by成田美名子)を読んでから起きている「能に行きたい」熱がまた上がってきました。しっかり予定表などもらってきてしまった。もちろん、また狂言も! そしてチケットを持った友人の遅刻でロビーでぼんやりしていた私を、中に入れてくれたおじさま、ありがとうございました。初めから参加できて、大変楽しゅうございましたです。おじぎ。20040613 

 さて、おねいさん、昨日は渋谷青山円形劇場にCCB21のコンサートとかに行ってきました。いやぁ、緊張したわぁ。年月を感じたわ(笑) 私、高校時代はまっていましたのよ……。当時のメンバーが結果的には4人揃って、当時の歌を歌ってくれました。いやー、にゃんか自分のあの頃は返って来るわ、目の前のメンバーたちに変わっていないトコロや変わったトコロを見たり、歌は突然思い出したり、大好きだった歌を忘れていたり(笑) 変に冷静なような錯乱しっぱなしだったような時間でした。あー、おもしろかった。てっきりカバー曲とかばかりだと思っていたから、あの頃の歌が聴けて楽しかったよ。たぐちゃんのピアノテクは相変わらずすごすぎだし、おも
しろいのもそのままだったし、英樹さんの調子もあんなで、だけどやっぱり大人になっていて落ち着いた感じ、よねちはいやぁ、歌が上手になってたけど、同時に粘っこさが増してた!(爆笑) だけどギターを弾いたり歌ったりするときの肩の上がり具合とかがそのまんまで~。ゲストで来たりゅうくんも変わっていなくて驚き。やっぱりりゅうくんのハイトーンがあってちょっと安心する感じがあるな、私としては。あ、英樹さんのベース、懐かしかったよぉん。しかしこの3人を私は小説でモデルにしているんだけど、あまりにもまんまでどっきりしちゃった(笑) しばらく書いてなかったけど、実物見たら火がついたわ。書けそうだー(笑) 20040709

 ちらりと見ただけで残念だったですが、ジルベスターコンサートで『ボレロ』を踊っていた西島君はかっこよかったです。めろめろでした。いやー。来た来たーッ! てな感じ、ですよ、アレ。はぁ。ドラマティック……。
20050101

 カツケンまで現れてひっじょおに盛り上がってたマツケン東京ドーム公演。私! やはし行くべきだったんですよー( ̄○ ̄;) なんと宝塚時代・かなりひいきにしていた愛田芽久ちゃんが出演してたっつーじゃあないですか! はーうー。ツイてねーッ! 20050311

 麻実れいさんのリサイタルに行って来ましたです。かんっげきです。なんてかっこいいアンドレ! なんて素敵なバトラー! 「シカゴ」のダンス! 麗しい立ち姿に、沁みるシャンソン、秘められた悲哀や決意……。麻実さんの歌にはドラマがあるんすよ~。歌一曲に映画一本、それも大河な妄想が可能。とかとか全然! 立っているだけで妄想可! なんってドラマティックなお方なのかしらー! 奇跡の高城さんの奇跡を私は見たね! 残念ながら宝塚の現役時代は私は知らなくて、その後の舞台「メアリー・スチュアート」や「オイディプス王」を観ましてなんってオーラの方だろうと、そして宝塚のOGイベントでマグノリアを聴き、なんで髪が長いのにバトラーなんだろうと、うっとりさせていただいたものでした。はー、楽しかった。いい夢みた
です~。20050314

さっき某宝塚系HPで情報を見たんですけど、荻田浩一先生演出で「アルジャーノンに花束を」をやるそうなのです。得てして私は本で感動したもの、特に宮澤賢治などを代表として。人それぞれで感じ方とらえ方で感動の種の異なりそうなものは恐ろしくて見れないと思っちゃうタイプなんです。ので、普通なら「アルジャーノン」も怖い、んですが、オギーとはなんとなく感覚近いものを覚えるし、出演がどうやら朝澄けいサンだということなので(……なんの役を?)、も、もしかしてこいつは見逃せない……? のかも。どきどき。20050801

 サントリーホール小ホールに市村正親さんの「ペールギュントへの旅」を見に出かけました。小ホールは錦織健さんの夕べ以来、と、常にソロパフォーマンスなのが笑える……ような。ペールギュントの話の詳細も興味深かったですし、市村さんのエンターティナーっぷりはさすがでした。そういう男っぷりがまた素敵なのよ、似合うのよ。予てからそうですけど、改めてこの方の竜巻力の大きさを知らされた感じです。ホールめいっぱい市村色、空気まるごとさらうと言うのか。役作りの濃厚さ、キャラクターの力強さ、役者面と個性の魅力と、区別する必要がないのがまた魅力となり、大変に個性的な舞台でした。市村さんだからだなー。ところで冒頭、ほんの数小節のファントムに鳥肌立ちました。一瞬にして役に還る・伝える・誘う。ホールの椅子に座っている自覚を確かに持っているのに、彼の指差す方向に海を探す。や……役者だよね……。すごいよね。20050918

 今メールチェックをしたら、三谷さんの『12人の優しい日本人』が超豪華キャストで、PARCO劇場で再演~! と言うことを知りました。私ったら最近お芝居とか観に行っていなくて情報が遅くて自分が嫌ーッ、てな感じです。でもでも、PARCO、嬉しいです。やはし三谷さんと言ったらあの舞台。しっかしチケット取れなさそう……。今度はお金かかっても、プレオーダーもちゃんとしよう(笑) 生瀬さんも出るんだよーん。ワーイ。20051013

もう去年の話ですが。12月は恒例・青山円形劇場『アラカルト』を観てまいりました。今年も白井さん、高泉さん、陰山さん、中西さんに楽しませていただいてきました。し・あ・わ・せ~! 毎年思うのですけど、こんなに笑って楽しくふわ~、といい気持ちになれる舞台って、他にないです、全然ない、最高です、アラカルト。こんなことを言ってライバルを増やしちまうのもあれですが、本当に幸せになれるので、ぜひ! お薦め。幸せの影響を舞台から受けるのではなく、うちからあふれるものに幸せになる感じ。まったくもー、あの方たちときたら! 来年は薔薇の花とチーズを持って行こう~っと。うふうふ。20060107



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