こんな時あなたならどうする?
私達が小学校の時代、道徳の時間と言うのがあって、「こんな時どうする?」というテーマのドラマ仕立てのテレビ・・・当時は学校でテレビを見れる授業が、とても新鮮で楽しみでした(遠い目)例えば、学校で決められた決まりの行ってはいけない所へ行こうとしている友達を見つけたら・・・とか、自分が誘われたらとかちょっといたずらのつもりでするような、悪いことをしようと誘われたら・・・けんかをしている友達を仲裁するとか、いじめられている友達がいたら?とか・・・その都度、題材は変わっていくのですが、子ども心に真剣に考えていた覚えがあります。それも、大体今になって思えば、大人にいい子だなと思われる模範的回答を考えていたと思います。きっと、嫌われたり、いらない子とかそんな風に思われたくないと本能的に思っていたのかも知れません。自分の中にあるずるい部分、いけない子どもの部分、それを隠そうとしていたようにも思いますでも、大人になって、こうありたい自分像をずっと努力して演じて!?いる内に、それが自分の本来の姿として身についてしまったと思います。自分にとっての善悪の判断基準というのが、積み重ねで確立されるものだと、ここ最近の出来事で実感しました。その1 スーパーで、その日の特売のコーラを箱ごと購入することにして レジに持って行きました。箱入りなので、中身は見えなかったベテラン の店員さんは、8本入りなのに、6本と計算してしまいました。 私は、随分安いなぁと思いながら、荷物を袋に入れ、店から出た後 主人に、「すごい安かったよ。8本で1000円しなかったよ」 と、言いながら気が付きました。「計算違うよね?1本148円だった んだから・・・」主人「レシート見てみろ」そんな時に限り財布にしま ったレシートが出てこない。ようやく出てきたレシートを見ると、やは り、6本で計算されていました。 私「返してくるわ」主人「そうか?先に行ってるぞ」 で、さっきのレジに、レシートを見せながら説明すると 店員さん、えつぇっ!!と、慌てふためいて「すみません」の連発 間違ったのも慌てたけれど、返しに来たのにも慌てた様子・・・ 黙って、得したと思いたい反面、「そんなせこいことしてもいいこと無 い」が、私と主人の考え方・・・ 少しずるくても、解らなければ良いが、気持ち悪くて出来ない夫婦で す。 自分の気持ちに嘘を付いたら、ずっと嘘が大きくなって取り返しが付か なくなる・・・子どもに言い聞かせています。