000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

YUMEMIRUTOKI

2006.12.10
XML
カテゴリ:子育て
~解決への道筋~

いじめが突発的なことのように扱われ、
その時の対処によりうまくおさまると
その時のことは遠い過去へと忘れ去られてしまいます。

それがいじめがなくならない原因のひとつです。
引きこもりの場合は、親自身も子どものことを
世間の目から隠そうとして、
二重の引きこもりをさせていた時期は、
誰からも注目されることがありませんでした。
それがようやく親の会を立ち上げるなどして、
引きこもりの子どもたちを抱えた親たちが
動き出し、その親の会の地道な活動が
マスコミを動かし、
支援の手を差し伸べてもらえるようになってきました。
が、それまでの間にずいぶんと時間を経ています。

ところで、そのいじめが引きこもりのひきがねと
なっているケースは多々あるんですよね。
たとえば弟のケースもそれに近いんですよね。
上司が自ら手を下すのではなく、
会社に所属しているカウンセラーに
「あなたは、この会社にあっていないんじゃないか」と
言わせているんですよ。
心をケアするはずのカウンセラーが、心に傷を負わせて
辞めさせているんですよね。
(それから弟は、7年ほど引きこもりをすることとなりました)

いままでいじめというものはどこにでも生じるものであるがゆえに、
大人たちも平気でそれを“いびり”とか“村八分”というような形で
とりおこなってきています。
動物の世界でもいじめはあります。
だからいじめはあってもよいのだ、ではなくて
人は未成熟の状態で生まれていますけど
経験を積んで成熟していかなくてはなりません。
そのことをみないで、
いじめの問題は解決への道筋は、見えてこないと思います。

さて、いじめと引きこもりについて思いを馳せていたときに
ネットに出てきたのが松谷みよこさんの絵本でした。
ここにその全文を掲載させてもらいます。


わたしの妹(松谷みよ子著)全文

この子は、わたしの妹。
向こうを向いたまま 
ふりむいてくれないのです。
妹の話、聞いて下さい。

今から7年前、
わたしたちはこの町に引っ越してきました。
トラックに乗せてもらって
ふざけたりはしゃいだり、
アイスキャンディーをなめたりしながら。
妹は小学校4年生でした。

けれど転校した学校で、
あのおそろしいいじめが始まりました。

言葉がおかしいと笑われ、
とびばこができないといじめられ、
クラスのはじさらしとののしられ、

「くさいブタ」と言われ。
ちっともきたない子じゃないのに、
妹が給食を配ると
受け取ってくれないと言うのです。

とうとうだれひとり口をきいてくれなくなりました。
一月たち、二月たち、遠足に行ったときも
妹はひとりぼっちでした。

やがて妹は学校へ行かなくなりました。
ご飯も食べず、口もきかず、
妹はだまってどこかを見つめ、
お医者さんの手もふりはらうのです。
でもその時、
妹の体につけられたあざが、
たくさんあるのがわかったのです。

妹はやせおとろえて
このままでは命がもたないと言われました。
かあさんが必死でかたく結んだくちびるにスープを流しこみ、
だきしめて、だきしめて、
いっしょにねむり、
子守歌を歌って、
ようやく妹は
命を取りとめました。

そして毎日がゆっくり流れ、
いじめた子たちは中学生になって
セーラー服で通います。
ふざけっこしながら、
かばんをふりまわしながら。
でも妹はずっと部屋にとじこもって、
本も読みません。
レコードもききません。
だまってどこかを見ているのです。
ふり向いてもくれないのです。

そしてまた年月がたち、
妹をいじめた子たちは、高校生
まどの外を通っていきます。
笑いながら、おしゃべりしながら・・・

このごろ妹は折り紙を折るようになりました。
赤いつる青いつる白いつる
つるにうずまって
でもやっぱりふりむいてはくれないのです。

かあさんは泣きながら
となりの部屋で つるを折ります。
つるを折っていると
あの子の心がわかるような気がするの・・・

ああ私の家はつるの家
わたしは野原を歩きます。
草原にすわると いつの間にか
わたしもつるを折っているのです。

ある日妹はひっそりと死にました。
つるを手のひらにすくって
花といっしょに入れました。
妹の話はこれだけです。






Last updated  2006.12.10 07:09:37
コメント(13) | コメントを書く
[子育て] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


 Re:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   小雪牡丹 さん
もし 私が 母親なら
相手の子の親の家に 行く
近所に 聞こえるように わめいてやるわ
そして 虐めた子の親を 子の前で
謝らせる
我子を 守る為なら
時に 鬼になる  (2006.12.10 10:03:17)

 Re:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   こぐまころりん さん
お早うございます。

 相手の立場に立ってみるというただそれだけで良いんですけどねぇ。
 想像力の欠如した人間が多くて困ったことです。

  (2006.12.10 11:21:44)

 いじめる方は   神秘家の庵 さん
いじめているという意識がない場合が多いようです。
やはり、人の痛みが解らない人間が増えているんですね。それも受験本意の教育のせいだと思います。 (2006.12.10 11:31:59)

 松谷さんの   pluto2103 さん
お話しには数多い教訓が含まれていますね、
いじめっ子達の心理、先生達の対応、そしてご両親と
家族の苦悩、こうすれば解決するなんて方法はないかも
しれないが、それでも大人達が知恵を出し合わなければ
なりません、長い時間が掛かりマスコミが忘れても。 (2006.12.10 13:02:17)

 Re:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   Sweet rose さん
昔、私が通っていた幼稚園の同級生がいじめでマットにくるまれ亡くなってしまいました。
私は引っ越してしまっていたので、TVのニュースでそのことを知ったのですが、とても衝撃的な事件でした。
その加害者とは高校でクラスは違いましたが、同級生になりました。
人一人死なせてしまっても、時間は流れ加害者は「何事も無かったかのように笑い、遊び、大人になっていくのです。
少年法に守られ、一人の人を殺してしまったのに
たいした罪には問われません。
近くで成長していく加害者の姿を、被害者の親はどんな思いで見ているのでしょう。
考えると胸が張り裂けそうです。
この文を読ませていただいて、また改めてその事件の事を考えさせられました。 (2006.12.10 19:44:52)

 Re[1]:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   yumemi227 さん
小雪牡丹さん
>もし 私が 母親なら
>相手の子の親の家に 行く
>近所に 聞こえるように わめいてやるわ
>そして 虐めた子の親を 子の前で
>謝らせる
>我子を 守る為なら
>時に 鬼になる 

さすがボタンちゃんだ♪
かっこいい(^^)
でも母にはそういう部分も必要ですよね。 (2006.12.11 04:34:25)

 Re[1]:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   yumemi227 さん
こぐまころりんさん
>お早うございます。

> 相手の立場に立ってみるというただそれだけで良いんですけどねぇ。
> 想像力の欠如した人間が多くて困ったことです。

そうですね。
相手がどう思うかを考えないで
行動をする人がおおいんですね。 (2006.12.11 04:34:59)

 Re:いじめる方は(12/10)   yumemi227 さん
神秘家の庵さん
>いじめているという意識がない場合が多いようです。
>やはり、人の痛みが解らない人間が増えているんですね。それも受験本意の教育のせいだと思います。

人を蹴落としてでも自分が・・・みたいな
受験戦争を通過したような世代が
親世代ですからね。 (2006.12.11 04:35:59)

 Re:松谷さんの(12/10)   yumemi227 さん
pluto2103さん
>お話しには数多い教訓が含まれていますね、
>いじめっ子達の心理、先生達の対応、そしてご両親と
>家族の苦悩、こうすれば解決するなんて方法はないかも
>しれないが、それでも大人達が知恵を出し合わなければ
>なりません、長い時間が掛かりマスコミが忘れても。

私は本が好きでたくさんの本と出会いましたけど
そこでいろんな人々の思いにふれ、
いろんな世界を疑似体験したのだと思います。
そういうものをもっと大切にしないと
いけないんですよね。 (2006.12.11 04:39:43)

 Re[1]:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   yumemi227 さん
Sweet roseさん
>昔、私が通っていた幼稚園の同級生がいじめでマットにくるまれ亡くなってしまいました。
>私は引っ越してしまっていたので、TVのニュースでそのことを知ったのですが、とても衝撃的な事件でした。
>その加害者とは高校でクラスは違いましたが、同級生になりました。
>人一人死なせてしまっても、時間は流れ加害者は「何事も無かったかのように笑い、遊び、大人になっていくのです。
>少年法に守られ、一人の人を殺してしまったのに
>たいした罪には問われません。
>近くで成長していく加害者の姿を、被害者の親はどんな思いで見ているのでしょう。
>考えると胸が張り裂けそうです。
>この文を読ませていただいて、また改めてその事件の事を考えさせられました。

山形の事件とはまた違うのでしょうか?
山形の事件に関わった加害者は
有罪判決を得ていますけど
罪を問われないとすればそれもまた
問題ですよね。
そのような事件が絶えない世の中であることは
悲しいですよね。 (2006.12.11 04:44:49)

 Re:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   ドッキ~ さん
その妹さんは実在でしょうか?
だとしたら悲しすぎます・・・
お母さんもお姉ちゃんも家族も一緒に
悲しみの沼に落ちてしまいます
どうして早くきずいてあげられなかったのか
子供の性格は色々だから耐えていける子だったんでしょうね
それが体は壊れてしまったんですね
体と心は耐える力が違うものです
いじめた子達はこれからも気ずかないまま暮らしていくんでしょうね
こんな事はあってはいけない事です
親たちは立ち上がるべきですね
どうやって・・・みんなの知恵の中ででしょうか。 (2006.12.11 14:46:34)

 Re[1]:anneちゃん教育を語る その24(12/10)   yumemi227 さん
ドッキ~さん
>その妹さんは実在でしょうか?
>だとしたら悲しすぎます・・・
>お母さんもお姉ちゃんも家族も一緒に
>悲しみの沼に落ちてしまいます
>どうして早くきずいてあげられなかったのか
>子供の性格は色々だから耐えていける子だったんでしょうね
>それが体は壊れてしまったんですね
>体と心は耐える力が違うものです
>いじめた子達はこれからも気ずかないまま暮らしていくんでしょうね
>こんな事はあってはいけない事です
>親たちは立ち上がるべきですね
>どうやって・・・みんなの知恵の中ででしょうか。

これは実際にあったことなんです。
松谷みよ子さんのもとにそのことが
書かれた手紙が送られたようです。
私も多くはしりません。
私は以前、田口ランディさんの実の兄が
引きこもりのすえ、栄養失調で
亡くなられたということを新聞で読んで
衝撃を受けました。
その頃はまだ弟は遠く離れた石川で、
引きこもっていましたしね。 (2006.12.11 20:55:08)

 松谷みよ子   背番号のないエース0829 さん
「私のアンネ = フランク」に、上記の内容について記載しました。
もしよろしかったらaccessしてみてください。


(2021.05.02 11:11:13)

PR

X

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile


yumemi227

Category

Freepage List

Favorite Blog

熱中症にご注意を New! ふらっとぴっとさん

徳島市大空襲 New! BE AN INDIVIDUALさん

「カメぱっぱ」海底… New! pluto2103さん

八十話 「品格」“Di… New! 夢の助さんさん

東京2020オリンピッ… 中村ともはるさん

Comments

 背番号のないエース0829@ 松谷みよ子 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
 yumemi227@ Re[1]:ひきこもりつながる・かんがえる対話交流会(08/21) こもり 晴さんへ はい、またぜひいろい…
 こもり 晴@ Re:ひきこもりつながる・かんがえる対話交流会(08/21) つな・かんでは、ゆっくりお話ができず残…
 yumemi227@ Re[1]:つながることの大切さ(07/03) こもり 晴さんへ コメントありがとうご…
 こもり 晴@ Re:つながることの大切さ(07/03) はじめまして。 KHJ徳島つばめの会 家…

© Rakuten Group, Inc.