コーディネーター
私がコーディネーター講座に参加したのは、今から16年前ほど前のことになります。最近、ファシリティーターの養成講座というものが盛んに行われているにつけて、ファシリティターとコーディネーターとは同じものなのかなと思っていました。が、ネットで調べてみると微妙に異なってきます。ファシリテーターを直訳すると「援助者・促進者」という意味になるとのこと。ファシリティターは、参加者の一人が司会のような立ち位置で、中立な進行役に徹し、その場で 完結するミーティングの中でアウトプットにつながる具体的なコンテンツの中身を扱っていきます。それに対してコーディネーターは、ファシリティター的な役割に加えてその場で出てきた情報を統合したうえで、分析するなどして、効果的な動き方を提案していくというコーディネーターの役割も行います。連携の名のもとに、情報を共有するだけでは、建設的な動きが生み出されてこないことがあります。多様な主体による多様な取組のコーディネート機能を担い、一体的な活動を推進する。まさに、社会福祉の世界では生活支援コーディネーターという名前で、今その役割をする人が求められてきています。