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カテゴリ:日常の暮らしから
先日、多摩ニュータウンを久々に訪問してくれた飯田さんから電話がありました。「宇野さん、以前チャレンジして実現できなかった2直角等辺5角形プラン、再チャレンジしてみない?発案者の小林先生に一緒にやらないか聞いてみてくれないかな?」
2直角等辺5角形プランというのは、今から10年前にN-CITYで行われた企画提案コンペで最優秀賞を獲得した首都大学東京の小林克弘研究室の提案で、戸建住宅地の均質で退屈な風景を一新する可能性を秘めたプランのことを指しています。 普通、戸建住宅地の敷地形状は長方形ですが、この提案はその名の通り5角形。丁度サッカーボールの皮の1ピースような形になっています。5角形を張り合わせるとサッカーボールのように面が構成でき、隙間に共有のグリーンを這いめぐらせることによって、緑に囲まれた住環境と、住宅の向きがあっちこっち向いていますから、リビングからの視線は遠くまで抜け、開放的で変化に富んだ住空間が手に入ります。一見、ばらばらですが、グリーンを介して1戸1戸が緩やかにつながっています。 2001年、URが本気になってその提案を実現したいと、小林+宇野+飯田の3人に業務発注。是非チャレンジしたいという立川の中堅住宅建設事業者を見つけて、あと1歩というところまで行ったものの、結局URとの土地の価格交渉がまとまらずに涙を呑んだことがあり、3人でいつかどこかでとリベンジを狙っていたのでした。 ということで、締め切りまで1ヶ月少々の横浜市主催のコンペに「2直角等辺5角形プラン」の実現を目指して応募することになったのですが、久しぶりに3人によるコラボレーションが実現しそうで今から楽しみです。 N-CITYのコンセプトコンペで最優秀賞を取った2直角等辺5角形プラン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/09/08 12:42:16 PM
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