詩劇=夢乃月愛花と美しき乙女達

　　　愛情は・・・　美味しい紅茶のように注いであげるわ・・・

　　　貴方様は・・・　わたくしが淹れる紅茶が好きだったわよね・・・？

　　　そのくらい・・・あたしは・・・　　貴方様に愛情を注がせて頂きますわ・・・

　　　貴方様が・・・ご満足して頂けるのなら・・・

　　　それは・・・　　　わたくしにとっての幸せにもなれますわ・・・

　　　わたくし・・・すごくうれしいですわ・・・

　　　こんなに・・・　　貴方様は・・・

　　　わたくしのことを・・・すごく可愛がってくれるのですから・・・

　　　愛情をたっぷりと注いで差し上げないと・・・

　　　貴方様は・・・わたくしのそばから離れてしまうかもしれませんわ・・・

　　　メイドとして・・・わたくしは・・・

　　　こんな夢みたいな生活をしてみたいと思いましたわ・・・

　　　メイド＝使用人ですから・・・

　　　決して・・・お言葉も許させない状況の中で・・・

　　　たったわたくしだけを・・・こんな夢のようなひとときを味わえるなんて・・・

　　　本当に・・・わたくし・・・うれしい限りでありますわ・・・

　　　誕生日だけ・・・特別許された時間・・・

　　　メイドとして・・・その日だけは・・・

　　　メイドではなくて・・・素敵なお姫様のような一日になれる瞬間・・・

　　　シンデレラみたいですわ・・・

　　　幸せな一日が・・・ずっと続いてほしい・・・

　　　幸せな一日が・・・そのまま・・・時間を止めてほしい・・・

　　　メイドの誰もが思っていること・・・

　　　貴方様のことを・・・好きになりたいメイドさんもたくさんいますけど・・・

　　　貴方様は・・・ご結婚はなさいませんわ・・・

　　　素敵な女性はきっといてもおかしくはないのに・・・

　　　ご結婚を拒否してしまう貴方様・・・

　　　わたくしには・・・理由なんて聞くことができない・・・

　　　今・・・この瞬間・・・　　何も考えずに・・・

　　　貴方様の・・・その・・・　その・・・彼女として・・・

　　　そんなふうになったつもりになって・・・

　　　わたくしは・・・甘いひとときを送りたいと思っていますわ・・・

　　　貴方様は・・・わたくしと一緒にいて・・・どんなお気持ちでしょうか・・・？

　　　わたくしに・・・ねえ貴方様・・・何かして欲しいですわ・・・

　　　このままではなくて・・・　　わたくしと・・・その・・・　キスをしてくれるとか・・・

　　　そっと・・・やさしく・・・抱きしめてくれるとか・・・

　　　わたくしは・・・そんなふうに思ってしまうますの・・・

　　　恋愛することは・・・禁止になっていますわ・・・

　　　わたくし・・・貴方様とこれっきりのチャンスかもしれませんもの・・・

　　　こうした幸せな時間って・・・あっという間に過ぎてゆくもの・・・

 　　　こんな素敵なドレスを着れたこと・・・

　　　こんな素敵な貴方様のお部屋に入ることもできた・・・

　　　こんなに・・・こんなに・・・幸せなわたくしの誕生日も・・・終わってしまうのですね・・・

　　　どうしたら・・・わたくし・・・　　貴方様に・・・何かしてあげたい・・・

　　　もう時間がなくなってゆくわ・・・

　　　愛情を注ぎながら・・・　　わたくしのまだ貴方様に飲んでもらったことのない

　　　特製の紅茶を作って差し上げるしかないわ・・・

　　　飲んでもらいたい想いがある紅茶・・・

　　　なかなか出すことのできなかった・・・

　　　わたくし特製の紅茶を飲んでもらおうかしら・・・？

　　　誰かのために・・・飲んでもらいたい紅茶があったの・・・

　　　それは・・・貴方様しかいない・・・　　わたくしの愛情を込めた・・・

　　　わたくしの想いが詰まった・・・　　紅茶を貴方様に差し出した・・・

　　　貴方様は・・・ティーカップに手を付けなくてもいいですわ・・・

　　　わたくしが・・・貴方様に飲ませてあげますわ・・・

　　　いいのですわ・・・貴方様・・・

　　　そう・・・恥ずかしがらずでいいですわ・・・

　　　誰もいませんのですから・・・　　さあ・・・お飲みになってくださいませ・・・

　　　わたくし・・・貴方様のためにお作りになったのですわ・・・

　　　ずっと・・・飲んでほしかった・・・わたくし特製の紅茶を・・・

　　　”どうでしょうか・・・？　貴方様・・・お味の方は・・・？”

　　　貴方様は・・・美味しそうにすべて飲んでくれましたわ・・・

　　　もう・・・わたくしには・・・すごくうれしかったですわ・・・

　　　この紅茶は・・・貴方様しか飲ませることができない紅茶ですわ・・・

　　　好きになってしまった貴方様だけの特製の紅茶・・・

　　　わたくし・・・すっかり恋愛のこと忘れてしまいましたわ・・・

　　　貴方様が飲んだティーカップ・・・　　わたくしのものですわ・・・

　　　密かにわたくしの本性を隠しきれないでしまいましたわ・・・

　　　悲しすぎるわたくし・・・　　　でもそれでもいいですわ・・・

　　　わたくし・・・明日から・・・またメイドとして頑張りますから・・・

　　　今日の日は・・・わたくしにとっての宝物ですわ・・・

　　　心の中にそっとしまい込みながら・・・夢を見ますわ・・・

　　　ねえ・・・貴方様・・・わたくしにキスをしてくださいませ・・・

　　　ねえ・・・キスの次は・・・あたくしをそのまま抱きしめながら・・・

　　　キスをもっとしてくださいませ・・・

　　　貴方様のキス・・・やさしいキス・・・・　　わたくし大好きですわ・・・

　　　わたくし・・・すごく暑くなってきましたわ・・・

　　　ドレスを脱がせてほしいですわ・・・

　　　貴方様の手で・・・わたくしにドレスを脱がせてくださいませ・・・

　　　わたくし・・・このようなことをするのは・・・　はじめてですの・・・

　　　男性にこのように・・・させてしまうことに・・・

　　　わたくし・・・すごく緊張していますわ・・・

　　　いいのです・・・　　わたくしのはじめては・・・貴方様ですから・・・

　　　もらってほしいのです・・・　　　わたくしの・・・を受け取ってほしいですわ・・・

　　　わたくしが・・・　現実で想っていたことが・・・

　　　夢の中で繰り広げられてしまいましたわ・・・

　　　恐るべし夢ですわ・・・

　　　このまま・・・貴方様と最後まで・・・やってしまうのでしょうね・・・？

　　　わたくしのこれも・・・あれも・・・見られてしまいますわ・・・

　　　まあ・・・なんて・・・恥ずかしすぎるのでしょうか・・・？

　　　目を覚ましたくはないわ・・・

　　　このまま・・・貴方様との愛を堪能させてほしいわ・・・

　　　もう・・・凄すぎる愛に絶句してしまいそうですわ・・・