2008/12/27(土)09:21 終着駅 詩(145) たえまなく降る雪はすべての音をつつみこむ たったひとつの街灯に紅い雪が降る そこだけが別の世界のように生きている 降りる旅人は誰ひとりいなくて 年配の乗員の白い手袋だけが安全確認をしている ながくながく流れた夜笛が闇の中に凍てついてゆく 続きを読む