2006/11/07(火)21:10
奈良のロマン
奈良の談山神社です。
談山神社は中臣鎌子連(なかとみのかまこのむらじ)(のちの藤原鎌足)は 法興寺(現在の飛鳥寺)の槻(つき)の木の下で催された蹴鞠会で中大兄皇子(なかつおおえのみこ)(のちの天智天皇)に近づき、蘇我入鹿暗殺を持ちかけました。
藤花の盛りの頃、談山神社本殿の裏山で極秘に入鹿の暗殺計画が練られたという。
本殿の資料館にはたくさんの絵巻物があって、とっても興味深かったです。
そこで買った、香りつきの万葉おみくじには、十二単の女人の絵と次のような和歌が書いてありましたよ
「我が背子が 帰り来まさむ 時のため
命残さむ 忘れたまふな」
(懐かしいあなたが帰っていらっしゃるその日のために
わたしは焦がれ死にそうなこの命を 日々生きていきましょう
そんなわたしをどうかお忘れなさらないでください)
しばし、いにしえの万葉のロマンに夢を馳せ・・・